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Aクラス奪還のキーマン!中日 杉山翔大「六大学三冠王」正捕手への道

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杉山

千葉県出身、東総工高校では1年夏からレギュラーで2年の秋には主将として県ベスト4に導くが甲子園出場経験はありません。

早稲田大学では1年時からレギュラーに定着。2年秋より捕手から内野手に転向し、東京六大学リーグで3度のベストナイン、4年時秋には戦後13人目となる3冠王を獲得しました。

2012年のドラフト会議で中日ドラゴンズから4位の指名を受けて入団(主な同期に福谷、若松)。

最初の2年間は1軍出場が無かったものの、2015年に1軍初出場しその後勝負強いバッティングをウリにチームの捕手最多の67試合に出場しました。谷繁監督の引退に伴い2016年は更なる飛躍にファンから期待が集まります。

❑まさかの捕手失格…

高校時代から強肩強打の関東ナンバーワン捕手の評判で当時からプロからの注目を浴びていたものの、大学時代途中で捕手から内野手に転向しています。

当時の早稲田大学といえば斎藤祐樹(現日ハム)、大石達也(現西武)、福井優也(現広島)と後にドラフト1位で指名される投手が3人もいましたが、3期連続リーグ優勝を逃しています。その時に原因と叩かれたのが当時下級生捕手だった杉山でした。

杉山が入学する前の早稲田大学の正捕手細山田(元ソフトバンク、現トヨタ自動車)は5シーズンで4回の優勝、捕手として3年春から4年秋まで4シーズン連続で捕手としてベストナインを獲得しており、リードやキャッチングに技術に高い評価を受けていました。

その細山田と比べキャッチングや送球の精度などに課題があり、先輩投手たちからの信頼を得ることは出来ず結果捕手失格の烙印が押されました。持ち前の打撃を生かすためとも言われており結果3年から打撃では大きな飛躍がありました。

当時の中日のチーム事情もあり約2年以上としてのブランクを抱えた状態で捕手としてプロの世界に入りました。

中日は2002年からFA谷繁を獲得してから正捕手はずっと2014年までの12年間変わりませんでした。2002年から2012年の11シーズンは全てAクラスでまさに「強いチームに名捕手あり」と谷繁への依存が抜けない状態が続いていました。

谷繁が年齢による衰えが出始めたこと、生え抜きの正捕手が何十年もいないチーム状況で中日は杉山に捕手としての打診をしました。

ロマンある捕手とは?

近年のプロ野球の各チームの正捕手は守備が重視される中で特に長打力のある正捕手がいません。それくらい神経を使うポジションですが、巨人の阿部や元阪神の城島、元ヤクルト古田など毎年20本以上ホームランを打てる捕手は多くの野球ファンから見ても魅力的です。そんな数少ない「打てる捕手」になれるロマンを秘めた杉山に期待したいのはなんといっても東京六大学で3冠王を獲得した打撃です。

身長173cmとプロとしては小柄ながらパワフルな打撃。特長的なのは打撃フォームでノーステップながらがっしりとした下半身と力強いリストから生まれるスイングスピードで正確に捉え遠くに飛ばすことが可能です。

メジャーに行った前田健太から打ったプロ初ホームランの打球はまさにホームランバッターのようでした。スタンスも雰囲気があります。

 

下記が昨年の成績です、

打率:183

本塁打:3

得点圏打率:273

 

打率はレギュラーになるためにはまだまだですが、打数から考えれば2桁ホームランは十分可能です。やはり中日捕手陣の中でも長打力は頭一つ抜けています。

更に目につくのが得点圏打率の高さで、勝負強さはアマチュア時代から変わらず昔の谷繁監督を彷彿させます。

 

真の正捕手になるための課題は?

課題は本人も自覚はあるが守備力です。現代野球において捕手は守備力が第一に求められます。

肩はプロとしても十分次第点で昨年の盗塁阻止率は.355とセリーグトップの會澤で.404と考えれば更に送球精度を上げれば十分リーグ上位を目指せる位置です。

リード面ではインサイドワークや洞察力で工夫も見えたのでこれから更に経験を積むこと、そして谷繁監督という「最強の教科書」がすぐ近くにいるので学んで身につけてもらいたいです。

捕手としてはやはり捕球面の正確性が一番の課題です。アマチュア時代から言われていた変化球やワンバウンドのパスボールが目立ちました。送球エラーと捕逸を無くして更なる投手からの信頼を得られれば正捕手へ大幅に近づくでしょう。

チーム内のライバルとして、桂や松井雅、新人の木下といますが特に桂は昨年杉山より打率が高くさらに強肩なので当面のライバルになること間違いありません。とにかく守備での正確性を上げ、長打力を結果に繋げていければ他球団にもいない攻撃型正捕手としての地位を築けると思います。

 

中日新時代の顔になれ!

谷繁・川上・山本昌・和田といった一時代の中日を築いた名選手たちが揃って引退しました。

そういった意味でも3年連続Bクラスの中日はまさに変革期を迎えており、生え抜きの正捕手の存在は中日の新時代を象徴する大きな存在になるでしょう。若手の抜擢がようやく見え始めた中日、我慢の起用で2016年こそは杉山が正捕手としてブレイクし、20本塁打やベストナインを取れることを期待しましょう。

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