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FAで輝きよ再び!阪神 高橋聡文 中継ぎ一筋の「小さな剛腕物語」第二章の幕開け

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福井県出身 高岡第一高校時代は2年生の春選抜で甲子園に出場します。1回戦の国士舘戦、3番ライトで出場しますが完封負けを喫します。新チームになった2年生の終わりごろから投手に転向しその剛腕は北陸中に知れ渡ります。3年夏は決勝で敗退し甲子園出場を逃しました。

投手としてだけでなく野手としてもスカウトから評価され、2001年のドラフト会議で中日ドラゴンズから8巡目の指名を受け入団。

プロ3年目に1軍初登板し、その後も最速153キロの速球とフォークボールを武器に左の中継ぎとして活躍。プロ通算405試合全てを救援登板し、球界を代表する中継ぎ左腕となりました。

2010年以降は左肩痛に悩まされ登板数も減少傾向に。2015年のオフ、FAで阪神に移籍し2016年新天地で再スタートを切ります。

 

➊中日の黄金期を支えた左のセットアッパー

ドラフト8位と下位指名ながら高卒3年目から1軍で中継ぎとしてフル回転します。4年目の2005年にはチーム最多の61試合に登板、31試合連続無失点も記録しました。

キャリアハイの2010年には、63試合に登板し防御率1.61とリーグ優勝に大きく貢献します。浅尾拓也・小林正人・平井正史・鈴木義広・岩瀬仁紀の強力救援陣の一角を担い、左のセットアッパーとしての地位を確立します。当時の中日は5回終了時点でリードしていればほとんど勝利するというくらい中継ぎが素晴らしい活躍を見せていました。11年連続Aクラスという安定した成績を残していた中日黄金期の象徴といえるリリーフ陣です。左の速球派リリーフで近年安定した活躍をしていた投手は数少なく高橋の存在は球界でも目を張るものがありました。

 

➋最大の魅力は奪三振能力!

プロでの通算イニングは356.1イニングで奪った三振は360個とイニングを超える三振数を誇っています。プロでイニング以上の三振を奪える選手はそう多くありません。三振が取れるという投手、そこに高橋の魅力があります。また2013年の7月9日の阪神戦では1イニング4奪三振というプロ野球タイ記録をマークしました。

通算防御率も3点代と安定しており、被本塁打も少ないので中継ぎとして必要な能力を兼ね揃えていると感じます。

高橋のスタイルは、176センチとプロの投手としては小柄ながら体を目一杯使うダイナミックなフォームから、最速153キロ・平均145キロを超える快速球に加え、フォークやスライダー、緩急のあるカーブを駆使し調子がいい時は面白いように三振を奪います。不調時はコントロールを乱すことが多く、2軍に落とされるシーズンも珍しくはありませんでしたが、その球威はチームに必要不可欠となっていました。投球の多くが直球でしたが2009年以降フォークボールに磨きがかかり急成長のきっかけともなりました。

 

➌FAで阪神タイガース移籍は金本監督の希望で実現

2014年に国内FA権を取得するもののチームに残留。2015年チームから慰留要請が無かったことから国内FA権の行使を宣言し、その後阪神が真っ先に名乗りを上げ獲得。この阪神獲得の背景には新監督の金本監督の存在が大きく、監督から球団に直接、是非取ってほしいという声があったそうです。現役時代幾度と直接対戦し、その力を身を持って感じた金本監督だからこそ獲得に積極的に動いたのでしょう。

更にいえば阪神の救援陣の投手事情も大きく関係しているといえます。2015年は最優秀中継ぎの福原や最多セーブのオ・スンファンを要しながらも救援防御率はリーグワーストの4.16と散々な数字でした。ベテランの安藤や福原の衰えや、新外国人のドリスやマテオも未知数な力、若手の台頭も分からない状況の中で高橋の獲得はまさにチームの補強ポイントと合致していました。特に左のセットアッパーが不在だったことからも高橋にかかる期待は大きいです。

 

➍復活ののろし、「小さな剛腕物語第」二章の幕開け

2016年の高橋はまさに全盛期の活躍を取り戻しつつあります。5月28日時点ですでに25試合に登板、18イニングで23奪三振とその奪三振率の高さを誇ったままホールドポイントも14と勝利の方程式の一角を担う活躍を見せています。ここ3年の登板数が、29・22・35試合だったことを考えれば好調なコンディションであることは明白です。

2010年以降に悩まされた左肩が心配されますがこの新天地での挑戦が成功していることは確かです。

阪神の中継ぎといえばJFK(ジェフウィリアムス・藤川・久保田)という強力な勝利の方程式が有名でした。2016年新たな方程式TFM(高橋・福原・マテオ)が形成されれば阪神優勝に近付くことでしょう。まずは2010年以降達していない50試合登板の壁を乗り越え、小さな剛腕が阪神のリリーフ陣再建の鍵となることでしょう。

 

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