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第二の平野恵一現る?阪神 大和は球界一の守備で日本を代表する守備のスペシャリストへ

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阪神 大和

鹿児島県出身、中学はボーイズリーグの鹿屋ベイスターズに所属。樟南高校時代は1年生と3年生の夏に1番ショートで甲子園に出場し、3年生の夏にはベスト8まで進出します。

高い守備力を評価され、2005年のドラフト会議で阪神タイガースから4位指名を受け入団。本名は前田大和だが2年目から登録名は「大和」になっています。

入団から3年間は1軍出場がなかったが2軍の主力として経験を積み、3年連続リーグ最多犠打、ショートとしても最高守備率を記録します。

4年目から1軍に出場し主に内野の守備固めとしての起用が目立ちましたが出場機会を求め外野手転向した7年目以降は毎年100試合以上出場し阪神の主力になりました。

2014年には外野手でゴールデングラブも獲得。内外野全てを高レベルで守れる守備力と小技が持ち味でチームに欠かせない存在になっています。

 

➊非凡な守備力の秘密とは?

大和といえば守備というくらい、専門家からも高い評価を受けています。元々高校やプロに入ってからも内野手で、今の外野での起用は当時では考えられなかったと思います。ルーキーの時から守備だけなら1軍で即通用するとも言われていました。

2年目には星野仙一から阪神で1番守備が上手いと評され、また守備の名手といわれた井端(元中日・巨人)が中日在籍時代に守備のベストナインという企画でセカンドを大和としました。

守備力と俊足、バント技術を買われプロでは4年目から1軍で代走・守備固めの起用が続きました。高校時代から守備があってこそ出場機会を得て、苦手な打撃の機会を増やし自身の総合力を向上させてきました。

非凡な守備力を身に付けた要因は本人いわく「壁当て」と語っています。小学校のころから高校時代まで壁当てを毎日のように行い、ただやるのではなく「どうすれば正確に捕球できるのか」「どうすれば捕球から送球までの動作を正確に素早く行えるか」を考えながら没頭して続けた結果スローイングと捕球力が向上したといいます。

1年目から2軍のレギュラーを取れたのも確実性と美しさを兼ね揃えた守備で、外野手に転向してからもその守備力は更に評価されることとなります。

 

➋外野手挑戦を可能にした類まれなる守備センス

ショートには鳥谷、セカンドには西岡や上本とタレントが揃い二遊間だけでは出場機会が限られていることから出場機会を増やしレギュラーを取るために2011年の秋季キャンプから外野の練習を志願しました。

ノックではなくフリーバッティングの生きた打球を取る練習で外野手としても守備力を向上させました。守備で意識が強い大和をただ取るだけではなく、同じ打球でも逆シングルや、身体から離れたところで取ったりと色んな取り方をすることで目測を誤ったり、体勢が崩れても捕球できる力を身につけました。

元々の内野守備力で培われた打球反応や一歩目の速さも生かし、落下地点に入るスピードや取ってから投げる速さは球界屈指とも言われるほど外野手としても高い能力を発揮します。

ヤクルト時代7年連続ゴールデングラブ賞を受賞した飯田哲也が現役で1番うまい外野手は大和と評価したほどです。外野手1人で失点を何点も防げると言われるほどその守備はチームを救いました。高い守備範囲と落下地点への速さ、守備位置の良さで普通の外野手ならヒットになる打球をことごとくキャッチし失点を防ぎました。

外野手として生きる道が広がり出場機会が増えたことで打席も多く周り、経験を積むことで成長を見せています。

チーム状況に合わせ内野手もこなせる大和は、ただのユーティリティープレイヤーではなく内外野両方での「守備のスペシャリスト」という球界でも数少ない存在となりました。

 

➌レギュラーを確立するにはやはり打撃力が必要…

2012年から2014年の3シーズンは主に外野手での起用がほとんどでしたが、2015年からはセカンドの起用も多くなってきています。

西岡や上本の故障や他の外野手の台頭もあり定位置が定まっていません。特に2016年は3年連続だった開幕スタメンを外れ控えのスタートでした。外野手は絶対的なレギュラーの福留を除けば、高山・横田・板山・江越と若手がしのぎを削っています。

現状はセカンドとセンター・ベンチの起用が日替わりになっています。高い守備力は金本新監督からの信頼も確実なものとなっていますが、絶対的なレギュラーとはなっていません。レギュラーを掴むには安定した打撃が必要となってきています。

新体制により若手がどんどん起用されるチーム状況の中で大和が今後どう生き残っていくのか?鳥谷が年齢により守備力に衰えが出ているのも事実で今後サードへのコンバートもありえる状況です。

そうした場合、首脳陣としては高い守備力を誇る大和に白羽の矢がたつかもしれません。それでも外野手でゴールデングラブ賞を取った大和の外野手としてのプライドはいかなるものか?どちらにせよ大和の2016年は例年より厳しい状況になっています。セカンドの起用が目立つ今年、西岡や上本が復帰したあとの熾烈なレギュラー争いを勝ち残ることができるのか?

2016年シーズンの結果は大和の今後の野球人生を左右する重要な意味を持ちそうです。

大和の超人的な守備はタイガースファンだけでなく、多くの野球ファンの財産です。守備の名人からレギュラー、そして日本を代表する守備のスペシャリストとしてグランドを縦横無尽に駆け活躍することを楽しみにしましょう。

 

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