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右の大野豊へ!広島 横山弘樹 多彩な球種と非エリート進路でプロへの道

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広島 横山

宮崎県出身、中学時代は宮崎シニア所属。宮崎日大高校時代は2年生の春秋に九州大会に出場します。3年夏は宮崎県大会ベスト4に進出、甲子園の出場はありません。

桐蔭横浜大学では怪我に悩まされ3年春にリーグ戦初出場、4年生春に初勝利、秋には4勝1敗、防御率0.92とMVPを受賞しました。4年時は大学選手権や神宮大会といった全国の舞台でもマウンドに立ちます。

NTT東日本に入社し1年目から公式戦に出場、エース格として 都市対抗で先発2勝し若獅子賞を獲得。二大大会で3勝、防御率0.61を記録します。

2015年のドラフト会議で広島東洋カープから2位指名を受け入団。

1位指名を受けた岡田とともに前田健太(現ドジャース)の抜けた穴を埋める活躍を1年目から期待されています。

 

➊非エリート街道をひた走ったアマ時代

中学時代、宮崎シニアでは9番サード、高校・大学時代はエースを担う存在ではありませんでした。もちろん力はそれなりにありましたが高校では後輩の武田翔太(現ソフトバンク)が1年秋からエースナンバーを背負い、大学では先輩に東明大貴(現オリックス)同級生に小野和博(現富士重工)がエースでした。社会人でもスタートを新人の中でも九人中九番目の評価だと当時の指導者が語っています。

尊敬する人物は東明大貴。「東明さんこそ自分のためだけに野球をやっていない、チームを背負って投げているって、端から見ていて感じました。東明さんは大学の2つ先輩ですけど、元々、エリートコースを歩んできたわけじゃなくて、無名の高校から大学に来て、とにかく練習を黙々とやっていた人で。ランニングもずっと手を抜かず同じペースで走ったり、凄く自分に厳しい人でしたし、それでいて他人には優しくて、悪い方向に行った仲間がいたら、必ずフォローして励まし合ったりしていた」と語っています。

そんな明確なエース像を持っていることと常に自分より上の存在がいた環境で野球をしていた環境が投げる喜び、挫折を乗り越える不屈の精神が今の横山を作り上げています。

まさに雑草魂、非エリートからドラフト2位、今後の成り上がりに注目が集まります。

 

➋プロでも通用する魔球チェンジアップ

187センチ86キロと恵まれた体格から最速150キロ。カットボール・縦のスライダー・チェンジアップ・フォークボール・カーブと多彩な変化球を持っています。変化球で三振を取ることが多い投手でバランスの良い投手です。

一番の武器は魔球とも言われているチェンジアップ。球速は110キロ前後でストレートの球速差があること、そして広島スカウトが「無回転でストンと落ちる」と表現しています。このチェンジアップは社会人で覚えたもので、さらに他の球種でも制球力があり器用な一面も多々見受けられます。

近年チェンジアップを武器にする投手が活躍する傾向が多く、プロでは前田健太や金子千尋などがあげられます。社会人出身らしく速球と変化球を駆使したクレバーな投球で総合力の高い投手です。

 

➌驚異的な順応性とまだまだある伸びシロ

大学4年生に飛躍的に活躍はしたものの大学まではフォームや制球力には課題がありました。本人もまだプロレベルではなかったと語っていました。

才能が開花したのは社会人で、NTT東日本の安田武一ピッチングコーチの出会いが大きかったと言えます。最初に横山を見たのは大学3年時にNTT東日本の練習会に参加したときで、とにかくひどい投げ方、社会人でやっていくのは厳しいという見方でした。しかし、この時安田コーチから言い渡された基礎練習のメニューをひたすら行い、後にNTT東日本とのオープン戦での横山の成長した姿を見て獲得に至ったそうです。

入社後首脳陣からの評価が高かったのは教わったことを即自分の形に取り入れる順応性で指導者の意を汲み、自分の能力を引き出せるところです。指導を素直に受け入れることは誰にでも可能だが感性感覚がないと自分の状況が理解できず、指導された内容を自分に置き換えられない選手が多い中、横山は自分の感覚で取り入れることが出来る半面、実はまだフォームが固まっていないという伸び代もあります。

社会人2年間で安田コーチの指導で技術面でも大きく向上しただけでなく、筋トレにも力を入れ球速も向上しました。さらにチームメイトであるベテラン投手の黒田信弘にマウンドの心構え、捕手の上田佑介から配球についてのアドバイスをもらって野球の知識を深めたことも飛躍の大きな要因だったといえます。

 

➍悪のジンクス、黒田以来のドラ2の先発ローテへ

カープのドラフト2位の先発ローテで活躍した投手は1996年の黒田博樹以後いません。自由枠制度や野手指名が多いこともありますが横山には是非その悪いジンクスを打ち破ってもらいたいです。苦しんだ分だけ大きな糧となることを自らのピッチングで証明し今二番手・三番手で陽のあたらないアマチュア選手の希望となることを期待しています。

2016年新人の先発投手で最速で勝ち星をあげました。新人の野手の活躍も目立ち新人王は決して簡単ではないが間違いなく新人王争いに入る選手になるでしょう。

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