巨人期待の若手左腕 田口麗斗 延長15回完投の鉄腕伝説と以外な料理の腕前とは? 【背番号90】

広島新庄高校では1年時からベンチ入りし、早い段階で主力として活躍するようになります。
県大会準優勝が最高成績で甲子園には無縁であったが、3年時には甲子園未経験者として唯一日本代表に選出され、18Uワールドカップに出場、先発したカナダ戦ではKOされたが、リリーフで登板した2試合では好投しチームの準優勝に貢献しました。
同じ左腕で同学年であることから「東の松井祐樹(現東北楽天)、西の田口麗斗」とプロのスカウトから評価されていました。
1.すでに料理は一流の腕前?
小学生の頃に、憧れのジャイアンツで活躍し優勝したら、原辰徳監督をやきそばパーティーに招待したいという絵作文を描いていました。
中学時代には両親が共働きであったため、二人の妹にやきそばやチャーハンを作っていたそうで、味も妹たちからお墨付きをもらっています。
さらに、ジャイアンツとの仮契約の会見において、小学生の頃に描いた絵作文を披露するとともに「いつか、原監督にやきそばをごちそうしたい」と語ったようにその腕前にはかなり自身があるようです。原監督へのごちそうが実現するのは、本人次第であり、決して「夢物語」ではありません。
2.伝説の延長15回引き分け
広島新庄高校3年の夏に広島大会の決勝まで進出し、念願の甲子園出場まであと一歩というところまできました。
その決勝で、全国でも屈指の好投手と言われた瀬戸内・山岡泰輔投手(現東京ガス)と投げ合い、延長15回を投げ抜き0対0という死闘を演じました。
翌日の再試合でも7回まで無失点に抑えていましが8回に1点を失い、手の届くところまできていた甲子園出場を掴むことは出来ませんでした。
しかし、この再試合を含む準々決勝からの4試合41イニングを一人で投げ切り、延長15回完投の直後には「疲れはあるが身体はピチピチした状態」とコメントしており、その底知れぬスタミナには驚くばかりです。
3.目標は200勝、名球会入り
1年目の2014年は二軍でも7試合のみの登板に終わり、まだ一軍へ上がるための二軍での実績作りの段階であるような気がします。
高卒ルーキーでありながら、二軍とは言え、7試合で2勝を挙げ1点台の防御率を記録しており、尾花高夫二軍コーチもそのピッチングを絶賛しているように、田口選手への首脳陣の期待の高さは高卒2年目のそれではありません。
最終的に目標である200勝を達成するほどの活躍を見せることが出来れば、原監督が「もう勘弁してくれ」と言うほど、毎年のようにやきそばをごちそうすることになるでしょう。