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日ハム 高濱祐仁は横浜高校同期でライバルの淺間大基とプロでもAT砲を結成できるか?

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神奈川 横浜高校では1年春からベンチ入りを果たし、関東大会の1回戦で4番を任され、2本のタイムリーを放つなど鮮烈なデビューを飾ります。同年の夏大会予選でも引き続き4番に座り、準々決勝で敗れますが、1年生ながら打線の核としてチームを牽引しました。

2年夏には、前年の覇者である桐光学園との準々決勝で松井祐樹投手(現・楽天イーグルス)を打ち崩すなど、自身初の甲子園出場を経験。夏の大会本戦では、後に同大会で優勝する前橋育英に3回戦で敗退してしまいます。

3年夏の予選では、東海大相模の投手陣の前に4打席連続三振を喫するなど4番としての役割を果たせず、神奈川大会ベスト4という結果で終えました。しかし、高校通算32本塁打の力強さを買われ、2014年ドラフト会議で日本ハムから7巡目指名を受けて念願のプロ入りを決めました。

 

➊横浜高校の脅威の1年生コンビ「AT砲」

高濱選手は、中学時代に所属していた飯塚RSボーイズでジャイアンツカップを優勝に導くなど、中学通算30本塁打の長距離砲として脚光を浴びていました。 そんな各校が欲しがる逸材が横浜高校へ入学する決め手となったのは、同校で活躍していた兄である高濱卓也(現・千葉ロッテ)の存在があったのです。

憧れの兄の背中を追って門をくぐった横浜高校では、入学直後の1年春から背番号入りのユニホームを渡され、関東大会で4番・一塁として2打点を挙げるなどすぐさま存在感を示して見せました。同級生の淺間大基選手も1桁の背番号をもらい、抜群のセンスを発揮してセンターの定位置を奪取。

同校では、筒香嘉智選手(現・横浜DeNA)以来の1年夏の神奈川予選で4番として出場した高濱選手は、初戦の初打席で120m級の場外弾を放つなど、大会通算17打数8安打2本塁打8打点、打率.471をマークするなど大暴れ。5回戦では、1番・淺間選手とのアベック弾を達成するなど、怪物1年生コンビとして横浜の「AT砲」と呼ばれるようになったのです。

 

➋ライバル・松井祐樹との対戦を制し甲子園へ

2012年夏の予選、1年生の強力コンビで快進撃を続ける横浜高校ですが、桐光学園との対戦となる準々決勝で松井祐樹投手に11奪三振の快投を演じられ、横浜高校としては4季連続優勝を逃してしまいました。

2年春の県大会でも4回戦で桐光学園に敗退し、同じ左腕に2季連続で抑えられるという屈辱を味わうことになります。そんな悔しさが募るなかで迎えた同年の夏、準々決勝で再び桐光学園と相対します。

4番・遊撃手として出場した高濱選手は、0-1でリードを許している4回にバックスクリーンへ本塁打を放ち同点に追いつくと、7回には淺間選手も本塁打を打つなど「AT砲」の活躍でようやく勝利を掴むことができたのです。因縁の相手を打ち破ったチームはそのままの勢いで優勝を決め、念願である甲子園の切符を手中に収めました。

 

➌淺間の陰に隠れた3年夏、そして「AT砲」第2章へ

2年夏に出場した甲子園では、3回戦で高橋光成投手(現・埼玉西武)擁する前橋育英に敗れますが、初戦の丸亀戦で3ラン本塁打を放つなど、4番としての存在感を見せました。苦しめられた桐光学園・松井祐樹投手もプロへ進み、優勝候補筆頭で迎えた3年夏でしたが、高濱選手は周囲からの期待の大きさを感じ始め、その重圧が自身のスイングを鈍らせることになります。

夏の神奈川県予選、4回戦まで3本塁打を記録している淺間選手に対し、本塁打0と快音が響かない4番。タイプは違うものの、中学時代から「東の淺間」「西の高濱」と常に比較されてきました。3年になってから本塁打自体伸び悩み、横浜の4番打者としては物足りない結果となっていたのです。

気付けば高校通算本塁打でも両者31本と並んでいました。しかし、5回戦の立花学園との試合で32号となる今大会初アーチを放って勝利に導いたのです。同大会では準決勝敗退で周囲の期待に応えられなかったものの、本塁打を放った試合後には淺間選手に対するライバル心剥き出しのコメントを発し、お互いをドラフト候補にまで成長させたいいライバル関係であることを再確認できた大会にもなりました。

2014年秋、日本ハムからドラフト7位指名で入団した高濱選手。同級生の淺間選手も同チームに3位で指名されました。両選手共にまだプロ2年目ではありますが、度々スタメンで起用されるなど、ルーキーイヤーで46試合に出場して打率.285と高卒1年目とは思えない活躍を見せた淺間選手。

それに対して、一軍出場1試合でヒットなしという成績に終わった横浜の4番。たった1年で一気に差を広げられてしまいました。しかし、このまま引き離されるわけにはいきません。まだまだ2年目でも毎年が勝負の年と位置づけ、まずはニ軍で結果を残します。

横浜の「AT砲」から北海道の「AT砲」へ。いつの日か、再びアベック弾でチームを勝利に導くその日まで、お互いの歩みが止まることはありません。

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