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4球団競合!ドラフト最注目の日ハム 有原航平が乗り越えていく試練【背番号16】

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2014年ドラフト会議で最も注目を集めた選手は、早稲田大学の投手、有原航平だろう。
DeNA、広島、阪神、日ハムの4球団の競合の末、交渉権を手にしたのは日本ハムだった。

最速156キロの直球を持つ本格派右腕のプロ野球人生のスタートは、その注目度とは裏腹に幾多の試練が待ち受けているようだ。

1.高校No1右腕が大学で身につけた
    「プロで通用するための力」

有原航平は広島県出身の22歳。広島の強豪校・広陵高校では3年の時に春・夏連続での甲子園出場を果たしている。
高校当時からコンスタントに140キロ台後半の球を投げ、制球力、変化球も高校生離れし、3年生の頃には「高校No1右腕」と言われていた。
早稲田大学に進学してからも1年春からリーグ戦に出場。
しかし、1年生の時は防御率5点台と苦しむことになる。短期決戦の高校野球では持続できたものの、リーグ戦のような長期戦になるとスタミナを消耗し、本来の投球ができなくなっていったのだ。

その後、下半身を強化しスタミナをつけることで、2年生からは1年間を通じて主戦投手として投げ続けることができるようになった。
リーグ戦のある大学野球だからこそ積むことができた経験であり、有原にとっては後のプロ入りのためにも克服すべき課題を解消するための重要な期間だっただろう。

2.栄光と隣合わせの故障

この頃から球速も増し、最速150キロを記録するようになる。
下半身の強化により増したのは球速だけではない。制球力も安定感を増し、3年生の秋には最優秀防御率(0.72)を獲得。
4年生の春には最多勝(5勝)とベストナインも獲得している。ここまで順風満帆、野球エリート街道まっしぐらに見えるのだが、4年生の秋に右肘を痛め、登板機会を減らしてしまう。これがなければ競合球団は7球団とも8球団とも言われていたほどだ。

投手にとって肘の故障は大なり小なりかならず付きまとう職業病のようなものである。
春のキャンプインした現在も右肘と相談しながらの調整が続いているようだが、故障とうまく付き合っていくこともプロで生きていくために必要な技術の一つだろう。
まだまだ、成長力のある時期である、焦らず、しかし確実に克服していって欲しい。

3.雑音が多いのも大物の証

故障以外にもプロになることで待ち受けるものは多い。
プロ入り後、有原が同じ大学の先輩である斎藤佑樹について「しっかりあいさつして、アドバイスをもらいたい」とコメントしたことが一部で物議を醸しているらしい。

同じ大学の先輩後輩でドラフト1位、マスコミの注目も高い選手であるが、プロ入りしてからの斎藤のここまでの成績は芳しくない。
その斎藤にアドバイスを、と言ったことから、所謂「炎上」したのである。また近年早稲田大学からプロ入りした選手で大成した選手が少ないことなども事ある毎に取り沙汰される。

プロ野球選手、それもドラフト1位ともなるとその期待度からあれこれ言われることも多くなる。
プロ野球選手になるということは、こうした雑音にも晒されることになる。しかしあれこれ言われるもの注目されているからこそなのである。

~球界を背負える存在への挑戦~

高いポテンシャルを持ちながら、プロ入りしてすぐに故障や雑音に晒されている有原。
しかし、大学時代にスタミナ不足を解消しエースに成長したように、試練を克服した先には必ず成功が待っていることを彼は知っている。

有原の挑戦は、今はじまったばかりだ。

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