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159キロを幻で終わらせるな!オリックス 森本将太はBCリーグが生んだスピードキング

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福井県坂井市出身の森本将太(もりもと しょうた)投手は、4歳上の兄の影響を受けて、小学校3年生の頃から野球を始め、中学校に進んでからは、地元の少年野球クラブ・福井ブレイブボーイズに所属。

後の2014年のドラフト会議でホークスから2位指名を受けた、将来の正捕手候補・栗原陵矢捕手も福井ブレイブボーイズのOBに名を連ねます。

2016年の選抜高校野球にも出場した福井工大福井高校へ進学し、福井県内有数の好投手として注目を集め、BCリーグの福井ミラクルエレファンツで2年間プレーしたのち、ドラフト5位でバファローズから指名を受けます。

森本将太投手は、プロ1年目から25試合に登板したほか、スピードガン表示で159キロを出したことでも話題になった、将来性豊かな速球派投手です。

 

➊BCリーグから育成契約ではなく即プロへ

福井工大福井高校時代には、1年生の頃からベンチ入りを果たし、2年生の春からはチームのエースピッチャーに抜擢され大活躍します。

しかし、のちにバファローズでチームメイトとなる、敦賀気比高校の左腕エース・山田修義投手に投げ負けてチームは福井県大会で敗退、甲子園のマウンドを踏むことはありませんでした。

高校卒業後は、大学や社会人には進まず、BCリーグの福井ミラクルエレファンツのテストを受け、地元推薦枠の1人として入団。

1年目こそ3勝6敗という結果に終わりますが、2年目には21試合に登板してチーム最多の10勝を挙げたほか、128奪三振、防御率1.98という先発投手として堂々たる成績を残し、チームの地区優勝の原動力となりました。

身長が174cmとやや小柄でありながら、150キロを超える力強いストレートと、鋭く曲がる変化球を持つ森本将太投手は、2012年のドラフト会議でバファローズから5位指名を受け、契約金2,500万円、年俸500万円で契約し、入団します。

BCリーグからプロ入りした選手の中で、育成契約ではなく最初から支配下選手として入団したのは、2009年にバファローズからドラフト4位で指名された前田祐二投手(2015年引退)以来の快挙となりました。

 

➋一度は諦めた野球、厳格な父が夢を後押ししてプロへ

森本将太投手には、高校2年生の冬に右肩を故障したことが影響して、思うような投球ができなくなってしまい、チームのエースピッチャーの座を他の投手に譲ることになったため、高校卒業を機に野球を辞めようとしていた時期がありました。

志半ばで野球に区切りをつけることを決意した森本将太投手を再び野球の道に戻し、プロ入りの夢を後押ししたのは、父親の浩安さんでした。

 

浩安さんは、アニメ『巨人の星』の星一徹のような厳格な性格で、幼少期の森本将太投手を厳しく指導していました。野球の練習が辛く、練習をサボろうとした森本将太投手を強引に練習場に連れて行ったこともありました。

森本将太投手に対して厳しく接してきた浩安さんでしたが、森本将太投手が野球を辞めることを打ち明けた時には「プロになる可能性がある限りは、野球を辞めないでほしい」と森本将太投手を説得し、頭を下げました。

厳しかった父親が自分のために頭を下げたことで、野球への熱意がよみがえった森本将太投手は、BCリーグの福井ミラクルエレファンツの入団テストを受ける決意を固め、見事テストに合格します。

浩安さんが森本将太投手に頭を下げて説得しなければ、プロ野球選手・森本将太が誕生することはなかったでしょう。

 

➌159キロを計測も、誤表示で幻に…

バファローズ入団1年目の春季キャンプは2軍スタートになりましたが、オープン戦で好投を続けた結果、ルーキーでただ1人だけ開幕1軍の切符をつかみ取ります。

2013年3月30日のマリーンズ戦(QVCマリンフィールド)でプロ初登板を果たし、川本良平選手から三振を奪うなど、1イニングを無失点に抑え、初めてホールドも記録します。

7月12日のホークス戦(ヤフオクドーム)では、1イニング1/3を無失点に抑え、プロ初勝利を挙げるなど、1年目は合計25試合に登板し、2勝を挙げ、ルーキーイヤーとしては申し分ない成績を残します。

新人時代から1軍で活躍している森本将太投手は、2013年7月23日のライオンズ戦(西武ドーム)で159キロを3度計測したことがあります。

159キロのストレートを投げる投手はプロの中でもなかなかいません。

日本のプロ野球で159キロのストレートを投げられるのは、ファイターズの大谷翔平投手か、ホークスのサファテ投手ぐらいでしょう。

森本将太投手も159キロのストレートを常時投げられるようになれば凄いことですが、ライオンズ戦での159キロは球場のスピードガンの誤表示である可能性が高いといわれています。

結果として幻の159キロだったということになりますが、いつか実現できるだけのポテンシャルを秘めていることも事実です。

 

➍自慢のストレートでリリーフエースへ

2015年シーズンの森本将太投手は、わずか2試合の登板に終わり、防御率も18.00という残念な結果しか残せませんでした。

150キロ台のストレートが最大の武器となって相手打者を打ち取っていくのが森本将太投手の強みではあるのですが、今は制球難に苦しみ、四球などで自滅するケースが目立っています。

大ブレイクするための課題はコントロールを向上させることだと思います。

荒れ球も森本将太投手の魅力ですので、ボールがまとまりすぎるのもダメなのですが、安定してストライクがとれるようになれば、チームからの信頼度も増していきます。

バファローズは、リリーフ陣の成績が安定せず、終盤に追いつかれるケースや逆転を許すケースが多くなっていて、パリーグ優勝から遠ざかっています。

森本将太投手がバファローズのリリーフエースになれば、チームの成績も急上昇するはずですし、1996年以来のパリーグ優勝、日本シリーズ優勝も見えてくることでしょう。

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