プロ野球Players.com

育成の星「山口鉄也二世」!オリックス 塚田貴之は左のサイドスローを武器に育成から這い上がる

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly
20160415-00000066-dal-000-view

茨城県古河町出身の塚田貴之(つかだ たかゆき)投手は、小学校2年生の頃から本格的に野球を始め、中学校3年生の頃には茨城県の県西選抜チームのメンバーに選出され、チームを関東大会優勝に導きました。

中学校卒業後に地元の茨城県を離れ、栃木県の白鴎大足利高校へ進学し、硬式野球部に入部。

高校2年の夏までは思うような結果を残せなかったのですが、140キロを超えるストレートとキレ味抜群のスライダーを武器にして、栃木県内屈指の好投手として注目を浴びます。

白鴎大学進学後も関甲新学生野球リーグやプロ野球チームとの交流戦などで活躍した塚田貴之投手は、2015年の育成ドラフトでバファローズから1位指名を受け、プロ1年目に支配下登録された、将来性あふれる長身の左サイドスロー投手です。

 

➊度重なるアクシデントを克服し、プロ注目の存在へ

塚田貴之投手が進学した白鴎大足利高校は、2016年までに夏の甲子園に3度、選抜高校野球に1度出場している強豪校です。

北京オリンピックのソフトボールで金メダルを獲得した染谷美佳さん(2012年に現役引退)や、アニメ『とある魔術の禁書目録』の主人公・上条当麻役で知られている声優の阿部敦さん、といった面々が白鴎大足利高校のOB・OGとして名を連ねています。

2015年の育成ドラフト1位指名を受けた塚田貴之投手ですから、高校時代から輝かしい実績を残しているのかと思いきや、高校1年生から2年生の夏にかけて、思わぬアクシデントに見舞われます。

高校1年生の頃にヘルニアと成長痛を発症してしまい、高校1年生時には満足な練習ができず、公式戦に出場することができませんでした。

ヘルニアと成長痛がようやく癒えた高校2年生の秋にベンチ入りメンバーに選出され、高校3年生の春からはチームのエースピッチャーに抜擢されます。

ストレートが140キロを超える好投手として注目された高校3年生夏の栃木県大会は、白鴎大足利高校の躍進が期待されましたが、2回戦で準優勝を果たした宇都宮商業相手に3-7で敗れ、甲子園出場を果たすことはできませんでした。

甲子園には縁が無かったものの、ヘルニアと成長痛という2つのアクシデントを克服した塚田貴之投手は、将来性豊かな投手として引き続きプロから注目される存在となります。

 

➋プロを多数輩出した白鴎大で素質開花!

高校を卒業した塚田貴之投手は、白鴎大足利高校の系列校である白鴎大学に進学します。

白鴎大学は、イーグルスの1番打者として大活躍している岡島豪郎選手や、スワローズの飯原誉士選手、ホークスの高谷裕亮捕手と塚田正義投手、ジャイアンツの金伏ウーゴ投手といった現役のプロ野球選手を輩出しています。

2014年のドラフト会議でイーグルスから4位指名を受け、プロ初安打初ホームランという快挙を達成した注目のスラッガーであるルシアノ・フェルナンド選手は、塚田貴之投手の1学年先輩にあたります。

大学1年生の秋から関甲新学生野球のリーグ戦に出場。

大学3年生の春になると、登板試合数がどんどん増えていき、先発にリリーフに、と投手陣の柱としてフル回転の活躍を見せます。

2015年8月12日にジャイアンツ球場で開催されたプロ・大学交流戦では、チームの3番手としてマウンドに上がり、1イニングを無失点に抑える好投を見せ、プロのスカウト陣からの評価を上げていきます。

白鴎大学進学後に素質を開花させた塚田貴之投手は、2015年のドラフト会議で支配下選手として指名されることはありませんでしたが、育成ドラフトの1位でバファローズに入団することが決まりました。

 

➌育成の星「山口哲也二世」へ

育成選手は2軍戦しか出場できず、三ケタの背番号を背負わなければいけません。育成契約となった塚田貴之投手は「120」という背番号を与えられます。

プロ1年目のキャンプも2軍スタートとなってしまったのですが、オープン戦や2軍の公式戦で懸命にアピールを続けた結果、2016年4月15日に育成契約を卒業して、支配下選手として登録されることになりました。

背番号も「120」から二ケタの「91」へと変更。

これで塚田貴之投手の1軍選手登録が可能となり、1軍デビューへ向けた道がようやく開かれました。

塚田貴之投手は、身長が184cmという長身の左投げで、左打者にとってはボールの出所が見にくいサイドスローの投手で、バファローズでは先発ではなく、リリーフでの起用が濃厚になっています。

バファローズは、エースの金子千尋投手を中心に、リリーフエースの平野佳寿投手や佐藤達也投手など、主力投手のほとんどが右投げ。

左投げのリリーフとして実績があるのは海田智行投手ぐらい、というメンバー構成です。

パリーグには、ホークスの柳田悠岐選手やファイターズの大谷翔平選手といった強打の左打者が多くいますから、塚田貴之投手が左打者のワンポイントとして1軍デビューする日はそう遠くないと思います。

白鴎大足利高校時代から塚田貴之投手が持つ素質を高く評価していたバファローズの牧田勝吾スカウトは、「キレ味抜群のスライダーは、塚田にしか投げられない!」と太鼓判を押しています。

塚田貴之投手は、コントロールが不安定な点が気掛かりだったことから育成契約での入団となったのですが、塚田貴之投手にしか投げられないスライダーを武器にして、プロの世界でも頑張ってもらいたいです。

育成契約から支配下選手となって、左投げのリリーフエースとして活躍している投手といえば、ジャイアンツの山口鉄也投手ですよね。

山口鉄也投手は、2008年に新人王を獲得し、最優秀中継ぎ投手賞を3度受賞しているほか、日本代表としてWBCへの出場歴もあるスーパースターです。

山口鉄也投手もプロ入り当初は高い評価を与えられていなかったのですが、今では日本を代表するリリーフエースとして大車輪の活躍を見せています。

プロ1年目で支配下選手となった塚田貴之投手には、第2の山口鉄也投手になれる可能性を秘めているはずですので、今後の活躍に期待しましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

ピックアップ記事

  1. ロッテ 岩下
  2. PK2015010102100052_size0
  3. d626d035
  4. d08a6d63
  5. オリックス 青山
  6. ヤクルト 寺田
  7. PN2013060101001771.-.-.CI0003
  8. 141014_tanaka_daiki
  9. PN2009071301000676.-.-.CI0003
  10. 楽天 今江

最近の記事

  1. ロッテ佐々木
    2016年ドラフトの目玉となった田中正義(創価大→ソフトバンク)と並び高い評価を受けていた佐々木千隼…
  2. 楽天 藤平1
    2016年ドラフトの一つのキーワードとなった「高校BIG4」。その面々は寺島成輝(履正社→ヤ…
  3. 巨人 吉川2
    「球界の盟主」と呼ばれる巨人。この日本のプロ野球で最も注目される人気球団が2016年ドラフト…
  4. ソフト田中3
    やはり主役はこの男だった…。創価大 田中正義が注目を集めてからは12球団で競合とまで言われ、…
  5. 濱口1
    【2016年シーズン、セントラルリーグ3位】このAクラス入りが示す意味はとても大きい。…
  6. 東都大学野球春季リーグ
慶應-法政
加藤拓也投手
    広島カープ25年ぶりの優勝の勢いのまま真向から挑んだドラフトだった。結果は、1回目の…
  7. 阪神 大山
    「阪神タイガース第一回選択希望選手」「・・・」「大山悠輔」2016年10月2…
  8. 横浜 綾部
    茨城県取手市出身の綾部翔(あやべ かける)投手は、1997年4月25日生まれの19歳。身長1…
  9. オリックス 森本
    福井県坂井市出身の森本将太(もりもと しょうた)投手は、4歳上の兄の影響を受けて、小学校3年…
  10. 阪神 上本
    広島県出身、中学は軟式野球クラブの松永ヤンキースに所属。広陵高校時代は1年生の夏から4季連続…

カテゴリー

ページ上部へ戻る