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中学で140km越え!オリックス 吉田凌は大阪桐蔭の誘いを断り東海大相模で甲子園優勝

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兵庫県西脇市出身の吉田凌(よしだ りょう)投手は、大学野球の経験者で現役時代のポジションが捕手だった父・和則さんの影響を受け、4歳から野球を始めます。

小学校時代は、地元の少年野球チーム 西脇れいんぼ~ずで活躍。

休憩時間になっても、野球道具を手元から離さないくらいの野球少年で、休日には父・和則さんから野球の指導を受けていました。

中学校時代には140キロを超えるストレートを武器に全国大会で大活躍を見せ、日本代表のメンバーにも選出された吉田凌投手。

東海大相模で甲子園優勝をしたことで注目度を上げていきましたが、高校進学前には関西の野球強豪校・大阪桐蔭にも誘われたことがある逸材で、2015年のドラフト会議でバファローズから5位指名を受け、念願のプロ入りを果たしました。

 

➊中学で驚異の140km、潜在能力はダルビッシュ級

西脇東中学校へ進学してからは、中学校の野球部に所属するのではなく、兵庫北播リトルシニアという地元の硬式野球クラブでプレーをします。

兵庫北播リトルシニアの監督を務めるのは、1981年から1984年にかけてジャイアンツに在籍していた藤本貴久さん。

プロではケガに苦しみ、22歳という若さで現役引退を余儀なくされましたが、兵庫北播リトルシニアを全国大会に8度出場させるなど、実績豊富な監督です。

吉田凌投手は、休日には兵庫北播リトルシニアで実戦を経験し、平日には自宅付近にある岡乃山で100mの階段ダッシュなどの基礎練習に専念する、という独自の練習パターンで着実に実力をつけていきます。

中学2年の夏には、兵庫北播リトルシニアの中心投手として、チームを全国3位に導いたほか、中学2年の冬には、中学の野球日本代表に選出され、日本代表のベスト8進出に大きく貢献しました。

吉田凌投手は、中学校の頃からストレートの球速が140キロを超えていました。体が成長途中の中学校時代に140キロを超えていた投手はプロの世界でも珍しく、メジャーリーグで活躍しているダルビッシュ有投手ぐらいしか該当者がいません。

 

➋東海大相模で夏の甲子園優勝に貢献

中学校卒業を機に地元・兵庫を離れる事を決意した吉田凌投手は、ドラゴンズの森野将彦選手やジャイアンツの菅野智之投手など、数多くのプロ野球選手を輩出している神奈川県の強豪校 東海大相模へ進学します。

全国各地からハイレベルな選手が集結する東海大相模ですが、吉田凌投手は高校1年の春からベンチ入りを果たします。

吉田凌投手の名が全国の高校野球ファンに知れ渡ったのは高校2年夏の神奈川県大会でした。決勝で向上高校と対戦し、毎回の20奪三振を記録するなど、8回2/3を3安打無失点に抑える快投を見せ、プロのスカウト陣の評価が急上昇します。

高校3年になると、2015年のドラフト会議でドラゴンズから1位指名を受けた左腕・小笠原慎之介投手と共に、左右のダブルエースとしてチームを引っ張ります。

高校3年夏の神奈川県大会で圧倒的な強さを見せ、2年連続の甲子園出場を決めた東海大相模は、吉田凌投手と小笠原慎之介投手の二枚看板が他チームの打線を抑え込み、45年ぶり2度目となる夏の甲子園優勝を果たします。

最速151キロのストレートと120キロ台ながらキレ味抜群のスライダーが魅力である吉田凌投手の評価は夏の甲子園を終えても下がることはなく、2015年のドラフト会議でバファローズから5位指名を受け、小笠原慎之介投手と一緒にプロ入りすることになりました。

 

➌名門 大阪桐蔭から勧誘を受けるも憧れを選択

高校に進学する時に、100校以上の高校から勧誘を受けた吉田凌投手。

結局は東海大相模を進学先に選ぶのですが、実は大阪桐蔭から熱心な勧誘を受けるほどの逸材だったのです。大阪桐蔭といえば、春に1度、夏に4度の甲子園優勝を果たしている日本を代表する野球強豪校です。

OBには、ファイターズの中田翔選手やライオンズの中村剛也選手、ドラゴンズの平田良介選手、タイガースの藤浪晋太郎投手といった、侍ジャパンでも主力を務めているスター選手がズラリ。

大阪桐蔭の西谷浩一監督自らがスカウト活動に乗り出すなど、熱心なラブコールを送り続けたものの、吉田凌投手は大阪桐蔭の勧誘を断って、東海大相模に進むことを決めました。

甲子園で何度も優勝していて、プロで活躍する選手も数多く輩出している大阪桐蔭でも、中学校時代から140キロのストレートを投げていた吉田凌投手の実力ならば十分に通用したはず。

なぜ大阪桐蔭ではなく東海大相模へ進学したのかというと、2010年のドラフト会議でタイガースから2位指名を受けた一二三慎太選手に憧れを持っていて、自分も東海大相模のユニフォームが着たい!という気持ちが強かったからです。

東海大相模での活躍が評価されて、憧れの一二三慎太選手と同じプロの舞台に立つことになった吉田凌投手の今後にどうぞご期待ください。

 

➍次代のエース候補、そして同世代との対決に期待!

甲子園優勝という看板を背負ってプロ入りを果たした吉田凌投手。

高卒1年目ですから、2016年シーズンはプロの世界で通用するための体力づくりに専念することになりそうです。

高卒でプロ入りした選手は、3年目から4年目になってから1軍デビューを果たすのが一般的ですが、吉田凌投手は中学校時代から速球派投手として大きな注目を浴びてきた好投手ですから、1年目に1軍出場を果たす可能性は十分あると思います。

将来的には、金子千尋投手の後を継ぐ、バファローズの次代のエースになってくれるのではないでしょうか。伸びしろが未知数な吉田凌投手ならば、きっとエースの座をつかみ取ってくれるはずです。

また、東海大相模のチームメイトだったドラゴンズの小笠原慎之介投手との投げ合いや、同い年のイーグルス オコエ瑠偉選手、マリーンズ 平沢大河選手と対戦する場面を数多く作って、日本のプロ野球界を盛り上げていってほしいです。

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