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 万年左のエース候補卒業へ!楽天 辛島航は引退騒動・手術の試練を乗り越えて覚醒する

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楽天 辛島

2008年にドラフト6位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団した飯塚高等学校出身の辛島航。

彼は小学校3年の時に野球ではなくソフトボールを始めました。九州大会にも出場したことがあるようです。また硬式野球を始めたのは中学生の時で始めたばかりの頃は外野手としてプレーしていました。

その後、中学2年生になると投手へ転向し、飯塚高校に進学しました。高校では1年からベンチ入りする等の活躍を見せ、3年の夏の大会では高校を創立46年目で初の甲子園出場という快挙に導くまで成長しました。

その後、2008年12月14日に楽天イーグルスと3000万の契約金、年俸600万円で仮契約を果たしました。

 

➊甘くも苦いプロ野球人生の幕開け

辛島は左投左打のサウスポー、投球フォームはオーバースローで平均球速は137キロとプロでは明らかに遅めです。

しかし最高時速は145キロを記録し、ストレートでの緩急が魅力の一つであり、フォーシームとツーシームを操ることができます。

操る変化球は、スライダーやチェンジアップ、低速のカーブ、カットボールにシュートなどと実に様々です。コントロールも良く、多彩な変化球を生かしたピッチングができます。

辛島のプロ初登板はルーキーイヤーの8月13日のソフトバンク戦で、同月9日初の1軍昇格を果たしていました。辛島は先発していた永井の後を託され5回からマウンドに上がりました。結果は3回を投げ打者13人に対して被安打4、奪三振2、失点2、自責点2とプロの洗礼を浴びた初登板となってしまいました。しかし、その立ち姿にはファンも驚かされたようで、新人とは思えない強気なピッチングが目立ち今後の活躍を期待させるものでした。

高卒新人でも期待され、早々に一軍マウンドを経験した辛島ですが2009年のルーキーイヤーは二軍で多くの時間を過ごすことになります。翌年の2010年シーズンは前年の経験を糧に開幕1軍を勝ち取り良いスタートを切ることができたのです。

しかし、初のお立ち台も経験したものの思うような成績を残すことができず、5月18日には登録を抹消されてしまいました。さらに2011年には怪我に泣き、1度も1軍のマウンドに姿を見せることはありませんでした。

 

➋苦難を乗り越えて楽天初の日本一へ貢献

甘くも辛い3シーズンを過ごした辛島でしたが2012年に偉大な先輩である田中将大とダルビッシュ有と一緒に自主トレを行いました。その中で2人からアドバイスをもらい体重を増やすという肉体改造に励みました。

シーズンが始まりその効果は早速現れ、5月1日の西武戦で6回を僅か77球で2安打1失点に抑えるという素晴らしい投球を見せ見事プロ初先発・初勝利をあげたのです。ですが同月23日の中日戦で左手中指を負傷し降板。その後1軍登録を抹消されてしまい2ヶ月間治療とリハビリに励みました。その後、7月に1軍へ復帰し先発ローテーション入りするとシーズンで8勝を挙げる快挙を見せたのです。

楽天にとって大事なシーズンとなった2013年、辛島はシーズンに入る前に左肘を痛めてしまい開幕1軍とはなりませんでした。ですが7月に復帰してからは3勝を挙げ、優勝争いに貢献しました。そしてロッテとのCSセカンドステージでは先発登板しましたが、GG佐藤に逆転本塁打を打たれ降板という悔しさを味わいます。その後、巨人との日本シリーズでは見事にリベンジ勝利し、日本一に貢献する活躍を見せ、楽天はこの年球団設立後初めて日本一の座に輝いたのです。

 

➌引退騒動と決死の手術、再びローテで輝け!

日本一の翌年2014年シーズンは、辛島はローテーションを守り切るも打線の援護がなく13敗と悔しいシーズンを送ってしまいました。

自分を戒めるためか2015年のキャンプでは「今年の目標は2桁勝利です。2桁勝てなかったら野球を辞めます」と朝の声出しで驚きの宣言。しかしこれが報道陣に伝わり、ファンの間でも大きな騒動となりました。

事の重大さを知った辛島は慌てた様子で「何も言う事を考えておらず、雑な発言をしてしまいました。話が大きくなったことにびっくり。これからは謙虚に野球に取り組みます」と発言を撤回し、事なきをえました。

その後、以前から気になっていた右手親指付近の石灰化箇所を取り除く手術を受け2015年シーズンを迎えました。しかし復帰はしたもののシーズン通しては5勝に留まってしまい、いまひとつの結果となってしまいました。

2016年シーズンがスタートし、辛島は残念ながら左肩痛で戦線を離脱しています。まことしやかに引退では?との声も聞こえますが、まだまだ二十代で老け込むにはあまりにも早過ぎます。

プロ入り後は怪我が多く、辛いシーズンを沢山過ごしてきましたがこの試練は強靭な精神力を育んできたはずです。これからは怪我をしにくい体作りができれば、必ず1軍のマウンドで輝くことができる投手です。今はゆっくり体を治し、素晴らしいピッチングを見せて欲しいです。

きっとイーグルスファンは信じて待っているはずです。

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