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自分へのリベンジ!楽天 栗原健太 カープの元4番が怪我からの復活

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楽天 栗原

山形県出身、小学校から野球を始め中学までは投手。日大山形高校時代は内野手に転向し1年夏から5番打者、秋からは4番を任されます。2年夏には甲子園にも出場、高校通算39本塁打を放ちます。

1999年のドラフト会議で広島東洋カープから3位指名を受け入団。当初から並はずれた筋力で右の長距離砲として「江藤2世」とも言われていました。

入団2年間は怪我もあり1軍出場はありませんでしたが3年目に1軍出場、本塁打も放ちます。2006年からは不動のレギュラーとして5年連続20本塁打以上を放つなど活躍、2008年からは4番を任されます。2012年以降は怪我に悩まされ出場機会が激減、本塁打0本、2014年からの2年間は1軍の出場もなく、2015年オフに自ら自由契約を申し出て広島を退団。その後東北楽天イーグルスの入団テストを受け合格。新天地での復活が期待されています。

 

➊広島低迷期を支えた『不運の4番』

広島でレギュラーとして活躍したのは2004年から2011年の8シーズン、その間のカープの成績は、5位が6度・4位と6位が1度と入団以来Aクラス入りはありませんでした。2013年に16年ぶりのAクラス入りを果たしましたがそこに栗原の活躍はありませんでした。それでも2002年の1軍初出場から通算153本塁打、打率.293と素晴らしい成績を記録しました。キャリアハイの2008年は全試合4番に出場し185安打、打率.332、23本塁打、103打点、ゴールデングラブ賞を受賞とまさに大車輪の活躍でした。翌年のワールドベースボールクラシックには怪我で途中離脱した村田修一(現巨人)に変わりメンバー入りし、優勝メンバーに名を連ねました。低迷期の広島は新井貴浩が阪神にFAしてから、巧打者や足が速い選手は多くいるものの本塁打の打てるバッターが栗原しかいませんでした。

勝負強さと見た目からは想像できないバットコントロールがありフルでレギュラーのほとんどのシーズンで3割以上、または2割9分代と安定した打撃を残してきました。カープや広島への愛着もブログなどで見受けられ、ファンからの支持も集めまさにチームの顔として低迷期を支えてきました。奇しくも栗原が離脱後のチームは若手の成長やエルドレッドという長距離放の存在で力をつけてきましたが、これに本来の栗原がいればと思うと恐ろしい打線になっていました。

➋怪我との闘い、そして責任感の強さが仇に

 入団以来怪我との闘いでした。不動のレギュラーとなった2006年ではシーズン途中で椎間板ヘルニアに、2007年からは肘の痛みに悩まされながら強行出場、2010年はデッドボールを受けて右手首を骨折、特に肘の痛みは2007年オフにクリーニング手術を行ったものの2012年に変形性肘関節症と診断され再手術を行いました。

2013年は腰の張り、鼻骨の骨折や右大腿部の故障もありした。2014年からも肘の状態がよくなく3度目の手術も行いました。全盛期に無理をし続けて試合に出ていた結果肘の状態はとてつもなくひどかったそうです。

4番として責任の強さが悲劇を招き、右肘の爆弾が爆発し本来のバッティングが出来なくなってしまいました。

「手術で痛みがなくなっても、痛みを脳が覚えている」と本人は言っています。そうすると、自分では以前と同じ感覚でバットを振ろうとしているのに、脳が痛みを回避しようとして、微妙に体が言うことを聞いてくれなくなるそうです。
投手と打者はコンマ何秒の勝負。自分の思い通りに体が動かないことが、致命的になってしまいます。

 

➌「楽天で復活」→不惑の星 山崎武司2世となるか?

楽天ではキャンプから怪我の影響を感じさせない活躍を見せています。本人はまだ無意識に右肘をかばっていると語っているが怪我や痛みの心配は一切ないとのこと。そのバッティングは復活に向けて着実に向かっていると思われます。

この栗原と境遇が似ている元プロ野球選手が山崎武司です。一度はチームの中軸選手として活躍するも試合に出られなくなり居場所を失った、年齢も山崎が楽天に入団したのは35歳の時(栗原は34歳)という点ではかなり似ています。山崎は戦力外になった後に楽天に入団、2007年には43本塁打、108打点で2冠王を達成しています。山崎が語る復活のポイントは広島の栗原を忘れるということだそうです。今までと同じことをするのではなく今までと違う角度で取り組み、練習や考え方を変えることが必要で、今のままではダメだということに気づかなくてはいけない。気付いたころには年齢での衰えがきていてクビになることも考えられます。

力をフルに出せれば山崎のように復活をすることも十分可能です。むしろ伸び代があるくらいでしょう。

 

➍もう一花咲かせる

開幕は2軍でのスタートなりましたが今後のシーズンで栗原の出番はあるはずです。ベテランの長距離砲は若いチームに活力を与え、優勝争いに導くのは栗原のバットかもしれません。広島時代は孤軍奮闘で低迷したチームを引っ張っていましたが楽天ではAクラスの必要不可欠なピースとしてクライマックスシリーズや日本シリーズで栗原の姿が見られるかもしれません。

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