西武ライオンズ 秋山翔吾 トップバッターの成績がチーム浮上の鍵となる理由とは?

秋山選手の経歴ですが、横浜創学館高校時代から甲子園出場は無かったものの、プロから注目されていました。
しかし、プロ入りはせず八戸大学に進学、一年春からレギュラーを掴み春秋連続でベストナインに選出。順調に成長し2010年にドラフト3巡目で西武ライオンズから指名を受け、プロの世界に足を踏み入れます。
プロ入り後も、新人ながら開幕スタメンを勝ち取ったり、侍ジャパンにも選出されたりと実績を重ねていますが、昨年は怪我もあって思うような成績を残せませんでした。
シーズン通じた活躍が期待される今年は、チームの命運を握っていると言っても過言ではありません。
1.魅力的なアスリート系スタイル
秋山選手は何と言っても走攻守全てにおいてハイレベルな選手で、高い身体能力に裏付けられたダイナミックなプレーが魅力です。
特筆すべきは守備面で、広い守備範囲と強肩を持ち合わせて球界を代表するセンターと言っても言い過ぎではないと思います。
また、走力も高く一塁到達3.88秒、ツボにはまったときの長打力も持っているということで一番打者として起用されるのではないか思います。
ただし、秋山選手のこれまでの傾向として、固め打ちも多いが不調になると抜けられなくなるという声も多く、打撃面での安定感が課題になるでしょう。
2.求められるとても重要な役割
これまでのオープン戦でも一番打者として起用されており、このままシーズンに入っていくと思われます。
ライオンズといえばメヒア、中村という昨年の本塁打王を分けあった二人がクリーンナップに君臨しており、その二人の前にランナーをいかに貯めておくかが課題にあげられます。
まさに、秋山選手が一番打者として多くの出塁をし、チャンスメークすることが、そのままチームの得点力アップにつながり、上位浮上の鍵となっていることは間違いないでしょう。
3.レジェンド『秋山』超えに挑戦
西武ライオンズの秋山と言えば、前ソフトバンクホークス監督の秋山幸二さんを思い浮かべる人もまだまだ多いと思います。
走攻守三拍子揃った、しかも身体能力抜群で長打力も兼ね備えているということから比べられることも多いですが、秋山翔吾選手も秋山幸二さんが達成したトリプルスリーが可能な選手です。
レジェンドとの比較は相当なプレッシャーになると思います。しかし、このプレッシャーを乗り越えなければ秋山選手の未来も西武ライオンズの明るい未来は決して、やってこないでしょう。
今年のチーム浮上のためにはもちろんのこと、西武黄金時代が再び訪れるためには秋山翔吾選手の活躍が不可欠です。
現時点で、オープン戦首位打者という好調ぶりからも、今季は間違いなく期待していいと思います。
西武には、やはり『秋山』が似合います。
新たな秋山の歴史を刻むために、今期の活躍に期待しましょう。