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ソフトバンクホークス「2014年 陰のMVP」大隣憲司 知られざる復活の裏舞台 同じ病に苦しむ選手の支えとは?

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京都学園高校時代は1年時からベンチ入りし、3年春の近畿大会において決勝まで全試合で2桁奪三振を記録し優勝に大きく貢献したものの、怪我の影響もあり甲子園出場はなりませんでした。

近畿大学進学後はリーグ戦でノーヒットノーランを記録するなど数々のタイトルを獲得し、その体型も相まって「近大の江夏豊」の異名を誇りました。

2006年希望入団枠でホークスに入団、2度の2桁勝利を挙げWBC日本代表にも選ばれるなど活躍の矢先、「黄色靱帯骨化症」という難病に襲われました。

手術を経て難病を克服し、2014年7月に復活を果たすまでの軌跡を追った。

1.難病からの復活の陰にあった逸話

2013年6月、以前から悩まされていた腰痛の原因が厚労省の特定疾患に指定されている難病「黄色靱帯骨化症」であると判明しました。

「黄色靱帯骨化症」は靱帯が骨のように硬くなり脊椎を圧迫、症状として足の痺れや脱力感が現れ、最悪の場合には下半身麻痺を引き起こす病気で、過去には宮本大輔氏(元オリックス)、酒井勉氏(現楽天二軍監督)もこの病気に苦しみました。

この時、かつて同僚であった杉内俊哉選手(現・巨人)を介して、同じ病気で手術を受けた越智大祐選手(当時巨人)に相談し、越智選手と同じ東京都内の病院で手術を受けました。

なんと、他球団のライバルでもあるプロ野球選手仲間によって、大隣選手は選手生命の危機どころかその後の生活の危機からも救い出されたのです。

2.2014年日本一『陰のMVP』

ホークスが日本一となった2014年シーズンの最終盤は、難病から復活した大隣選手がエースであったといっても過言ではありません。

勝てばリーグ優勝が決まるオリックスとのシーズン最終戦において先発し6回無失点、クライマックスシリーズ(CS)初戦に先発し7回途中まで2失点、3勝3敗で迎えたCS最終戦でも先発し7回無失点、さらに1勝1敗で迎えた日本シリーズの流れを決める3戦目に先発、ここでも7回無失点とシーズン最終戦からの4試合いずれも大事な試合を任され結果を残しました。

CSを制した直後のお立ち台で秋山幸二監督(当時)が真っ先に大隣選手に賛辞を送ったことからも分かるように、MVPに選ばれてもおかしくない活躍でチームの救世主となりました。

3.投げる喜びと恩人への感謝を胸に

大隣選手が病気の相談をしていた越智選手は、復活した大隣選手とは対照的に、2013年オフにジャイアンツから戦力外通告を受けてしまいました。

復帰登板時の投げる喜びを胸に、自らの選手生命の危機を救ってくれた恩人の分まで、2015年は一年を通して、昨年のポストシーズンそのままの活躍を期待したいと思います。

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