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神宮のイケメンルーキー!ヤクルト 原樹理が魔球シュートで描く新人王への道

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兵庫県出身、東洋大姫路高校時代は2年生からエースに、3年夏に甲子園に出場しベスト8に進出しました。甲子園通算3試合25イニング投げ防御率1.08と好成績を残しその後、高校生日本代表としてアジア大会に出場。

東洋大学時代は1年春より登板するもチームは秋に2部降格。自身も怪我により3年生までの実績はほとんどありません。ところが4年生で主将、春のリーグ戦では8勝1敗、防御率0.69でリーグの最優秀投手を受賞。4年秋も6勝しリーグ優勝、駒澤大学都の入れ替え戦では3試合で285球を投げ1部昇格に貢献しました。

2015年のドラフト会議でヤクルトスワローズから1位指名を受け入団。

開幕から先発ローテーション入りを果たし、新人王候補として名乗りをあげています。

 

父は声楽家という異色の家系

樹理という名前は「理性があって、樹木のように広がっていくように」という意味があるそうで、「言葉の響きと、大人になったときに欧米諸国にも通用するような人間になってほしい」と原樹理の父敏行さんは語っています。

敏行さんは大学でロシア音楽を学び、プロの声楽家。お歳はなんと82歳です。

そんな敏行さんの教育方針は「大事なことは自己規律と自己責任。自分で責任を持って自分をコントロールできる人間になれ」です。欧米の考え方で親があれをやれ、これをやれと言うのでなく人それぞれ個性があるという考えを持っており、息子に自分の進んで音楽への道を歩ませる考えはなかったとのこと。

小学生のころ樹理がキャッチボールをしている姿を見てそのグラブさばきを見て野球に専念させたと敏行さんは語っています。「人を育てるうえでもっとも大事なことは適性を見抜くこと」まさに樹理には野球という適性があり父親が見抜いたということです。

押し付けるのでなく考えさせる。そうした教育が今の原樹理を作り上げたといえます。

ちなみに3兄弟の末っ子の樹理。2人の兄の名前は玲奈(れいな)さん、理恵(ちさと)さんという男性として変わった名前ということでも話題になりました。

 

投げ込みの鬼

高校・大学時代と実績を積み上げてきただけでなく、その鉄腕ぶりで話題になったこともある。高校時代の3年夏は全試合に登板し、決勝では右脇腹痛、右肩甲骨周辺痛、右手首腱鞘炎と、怪我に悩まされながらも再試合含む24イニング283球を投げ甲子園行きを決めました。大学時代は記憶に新しい4年秋の駒沢大学との1部2部の入れ替え戦で3連投し285球を投げ東洋大学1部昇格の立役者となりました。

このスタミナを作っているのは東洋大姫路高校の時から投げ込みで培われたもので、1日300~400球の投げ込みを3日や4日連続で行っていたという。150球くらいが気持よく感じ、連投も苦しくないむしろ調子が良いと語っています。

大学時代は右肘遊離軟骨の除去手術を受けており怪我で苦しんだ次期もあったがそうした経験がまた投げられる喜びを覚えさらなる進化に繋がったはずです。

投げて投げまくって鍛えられたスタミナでプロでも十分ローテーションを1年守れるはずです。

 

❑魔球ライジングシュート

投手としては最速148キロ、スライダー、フォーク、カットボール、カーブ、シュートと多彩な変化球と制球力で安定して試合をつくれるタイプです。派手さはないが実戦的で駆け引きや投球テクニックが高く気持も強い投手です。

そんな原の一番の武器はシュートです。大学時の肘痛でスライダーを投げられなかったときにシュートは痛みがなかったことから会得したとのこと。

このシュート、ただのシュートでなく浮き上がるような軌道を描き「ライジングシュート」と言われています。ストレートとほぼ同じスピードで右打者に胸元に浮かび上がってえぐる球は威力抜群でオープン戦から凡打の山を築いています。

シュートは甘いコースでは打たれやすく、デッドボールの危険もあるので高い制球力と何よりデッドボールを恐れず投げ込む精神的な強さが必要ですが、原にはこれが備わっているように感じます。持ち前の制球力とスライダーなどの他変化球を交えることでライジングシュートの効果をより強力なものにしています。

このシュートがプロで生き残る生命線としている原には同じヤクルトで活躍した川崎投手のようにシュートを武器にタイトルを獲るレベルになれるか注目です。

世界に一つだけのシュートでオンリーワンを目指します。

 

1年目から勝負、いざ新人王へ

投手として総合力が高く、1年目から先発ローテーション入りを果たしています。

今年の新人王争いは現状ではかなり熾烈な争いが予想されます。野手で高山(阪神)、戸柱・柴田(横浜)が開幕からレギュラー、先発投手では桜井(巨人)、岡田・横山(広島)、今永(横浜)がそれぞれ活躍しています。

ライバルは多いですが、魔球ライジングシュートを武器に新人王争いを繰り広げる活躍に期待しましょう。原の活躍によって打線が強力なヤクルトのセリーグ連覇の可能性が高まることは言うまでもありません。

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