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ヤクルト育成の星!支配下登録された中島彰吾と元ダイエー渡辺正和との運命の出会いとは?

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ヤクルト 中島

福岡県小郡市出身の中島彰吾(なかしま しょうご)投手は、1992年6月15日生まれの23歳。身長178cm、体重80kgというスタイルから投げ込む最速150キロのストレートを武器にして相手打者を抑え込んでいくパワー型の本格派右腕です。

小学校1年生の頃から地元の少年野球チーム 味坂クラブに加入し、本格的に野球生活をスタートされた中島彰吾投手。小郡市立宝城中学校時代には、1年生からチームのエースピッチャーとして活躍します。

福岡大学時代には、ダイエーのリリーフエースとして2000年のリーグ優勝に大きく貢献した元プロ野球選手・渡辺正和さんの指導の下、メキメキと力をつけていった中島彰吾投手は、2014年のドラフト会議でヤクルトから育成1位指名を受け、プロ入りを果たします。

 

➊大学で開花した最速150キロとリリーフの適正

高校は、地元・福岡の大牟田市にある大牟田高校へ進学。高校2年生の夏までは、主にライトのポジションで公式戦に出場していて、高校2年生の秋から本格的に投手に転向。以後は投手陣の大黒柱として活躍します。

高校時代から140キロを超えるストレートを投げ込んでいて、プロのスカウトからも注目される逸材だったのですが、高校3年生夏の福岡県大会では1回戦で敗れ、甲子園に出場することはできませんでした。

大牟田高校を卒業した中島彰吾投手は、福岡大学に進学。福岡大学からは、阪神の榎田大樹投手やオリックスの白仁田寛和投手などがプロに進んでいて、阪神の梅野隆太郎捕手とロッテの信楽晃史投手の2名は1学年先輩にあたります。

高校までは先発投手として活躍していましたが、福岡大学の硬式野球部に入部してからリリーフに転向。九州六大学野球リーグでは通算18試合に登板し、1勝2敗という成績を残したほか、大学2年と3年の時には明治神宮野球大会にも出場しました。

先発は長いイニングを投げなければならず、力を温存する必要があるのですが、リリーフは最初から全力で投げ込むことが要求されます。

中島彰吾投手は、力の配分をする必要がないリリーフに転向したことで素質が開花。

ストレートの球速が150キロに到達し、ドラフト会議での指名が有力視される存在になりました。

 

➋恩師は元ダイエーで活躍した渡辺正和元投手

2014年の育成ドラフト会議でヤクルトから1位指名を受け、見事にプロ入りを果たした中島彰吾投手には1人の恩師がいます。福岡大学時代に投手コーチとして中島彰吾投手の指導にあたった渡辺正和さんです。

渡辺正和さんは、佐賀西高校から筑波大学、東京ガスを経て、1992年のドラフト会議でダイエー(現・ソフトバンク)から5位指名を受けプロ入り。2003年まで現役で活躍しました。

2000年のシーズンでは、キャリア最多の60試合に登板し、6勝を挙げ、防御率も2.54というリリーフ投手として申し分ない成績を残し、ダイエーのパリーグ連覇に大きく貢献。巨人と対戦した日本シリーズにも登板しました。

現役引退後は、教員になるため、福岡大学の大学院に入学。

2006年6月に無事教員免許を取得して、2007年4月から福岡大学硬式野球部の投手コーチとなり、2015年4月からは野球部の監督に就任しています。

渡辺正和さんは、力強いストレートは持っていたものの、制球難に苦しんでいた中島彰吾投手の素質を開花させるため徹底的に指導します。プロの世界でリリーフとして結果を残した渡辺正和さんとの出会いは中島彰吾投手にとって貴重なものになったはずです。

「僕がプロに入った時とは違って変化球でカウントが稼げる。しっかりと体力作りに励めば、プロで通用する可能性も十分!」と渡辺正和さんは語っていて、中島彰吾投手の活躍に太鼓判を押しています。

 

➌入団二年目で支配下登録を勝ち取る

育成選手としてプロ入りする事になった中島彰吾投手。

与えられた背番号は「111」という三ケタの番号。1日も早く育成選手を卒業して、支配下登録を勝ち取り、二ケタの背番号を獲得するところからスタートします。

プロ1年目の2015年シーズンは、2軍のイースタンリーグで計12試合に登板。

勝ち負けは1つもつかなかったのですが、主にリリーフとして起用され、13イニングを投げ、イニング数を上回る15個の三振を奪う活躍を見せます。

また、チームの外野手の数が不足していた2015年7月8日の楽天戦では、8番・レフトでスタメン出場。4打数ノーヒットに終わりますが、投手で選手登録されているにも関わらず、野手としてフル出場を果たす、という珍しい経験をしています。

プロ2年目の2016年シーズンも開幕2軍スタートとなったのですが、2軍の公式戦で10試合連続無失点を記録するなど、安定したピッチングを披露したことが1軍の高津臣吾投手コーチの目に留まり、2016年5月2日に支配下選手登録されることになりました。

背番号は、2015年シーズンまでデニング選手が着けていた「71」へと変更。

念願だった二ケタの背番号をプロ2年目で獲得した中島彰吾投手。これからは1軍への切符を懸けた戦いが始まります。

 

➍一軍デビューはもう目前

支配下選手登録から2日後の2016年5月4日に1軍登録を果たした中島彰吾投手でしたが、1度も登板する機会が訪れないまま、5月13日に1軍登録を抹消され、2軍に落ちてしまいました。

中島彰吾投手にとっては、とても辛い経験になったかと思いますが、チームの台所事情もありますからね。こればかりは致し方ないことだと思いますし、1軍で投げられなかった悔しさをこれからの野球生活にぶつけてもらいたいです。

最速150キロのストレートと、キレ味抜群のスライダーを武器にして、次々に三振を奪っていく育成選手出身の中島彰吾投手。

育成選手を卒業してからすぐに1軍登録されていますので、チームからの期待度は他の投手よりも高いはず。2軍の公式戦で安定感のあるピッチングを続けていけば、今季中に1軍再登録される可能性も十分あると思います。

ヤクルトの強力リリーフ陣の中に入っても見劣りしない実力と可能性をを持っている中島彰吾投手の今後の活躍に期待しましょう。

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