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「岩隈2世」の実力とは?背番号18を背負うヤクルト 杉浦稔大は大ケガを克服しエースへ

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ヤクルト 杉浦

北海道帯広市出身の杉浦稔大(すぎうら としひろ)投手は、小学校3年生から野球を始めますが、小学校2年生から中学校3年生まではアイスホッケー選手としても活躍。帯広市の選抜チームのメンバーに入り、全国大会で3位という成績を残しました。

スラッとした長身から繰り出す威力抜群のストレートと、クオリティの高い変化球を武器にした本格派右腕投手として評判だった杉浦稔大投手。

帯広大谷高校、国学院大学でチームのエースとして大活躍をしました。

2013年のドラフト会議でヤクルトから1位指名を受け、背番号18を背負う事になった杉浦稔大投手は、1年目に右ヒジの大ケガに見舞われたものの、ケガを見事克服し、2015年に日本シリーズに登板するなど、未来のエース候補として大きな期待が懸けられています。

 

➊国学院大のエース、大学日本代表へ

帯広大谷高校時代は、高校1年生の春からベンチ入りを果たし、高校2年生の秋にチームのエース投手に抜擢され、全道大会にも出場しました。

甲子園出場のラストチャンスだった高校3年生夏の北北海道大会では、8試合に登板し、4試合で完投、2試合で完封するなど、計825球を投じる力投を見せたのですが、決勝で旭川大学高校に敗れ、甲子園への切符をつかみ取ることはできませんでした。

高校卒業後は、地元の北海道を離れ、東京都渋谷区にある国学院大学の文学部へ進学します。

国学院大学からは、楽天の正捕手で侍ジャパンの常連メンバーである嶋基宏捕手や、ミスターサブマリンの愛称で親しまれた元ロッテの渡辺俊介さんなど、日本を代表するプロ野球選手を数多く輩出している野球名門校です。

大学2年生の春から東都大学野球リーグに出場し、大学3年生の春になってから国学院大学のエースとなり、チームの1部昇格に大きく貢献した杉浦稔大投手。

東都大学野球リーグで優勝する事はできませんでしたが、大学4年間で12勝7敗、防御率2.37という堂々たる成績を残したほか、大学4年生の夏に開催された日米大学野球の日本代表にも選出され、ドラフト会議での上位指名が噂される逸材として注目を浴びます。

 

➋プロ入り直後に大ケガ、残念だったルーキーイヤー

身長が184cmという長身で、ストレートの最速が149キロを記録、スライダーやカーブなど変化球の精度も確かな杉浦稔大投手は、2013年のドラフト会議でヤクルトとソフトバンクから1位指名を受けます。

ヤクルトは大瀬良大地投手(広島)、ソフトバンクは松井裕樹投手(楽天)をそれぞれ1位指名したのですが、抽選で交渉権を獲得できなかったため、2度目の1位指名で杉浦稔大投手を選択し、抽選の結果、ヤクルトが杉浦稔大投手への交渉権を獲得しました。

プロ1年目からチームの先発投手不足を補う即戦力投手として新人王間違いなし!との高い評価を受けていたものの、キャンプ中の2月に右ヒジ内側側副靭帯断裂という大ケガに見舞われ、戦線離脱を余儀なくされます。

杉浦稔大投手は、首脳陣へ開幕1軍入りアピールするため、キャンプの序盤からオーバーペースの調整をしていたのですが、練習をしすぎたことが仇になってしまい、1軍デビューが大幅にずれ込むことになりました。

右ヒジの大ケガを克服した杉浦稔大投手は、シーズン終盤の2014年9月10日のDeNA戦でようやくプロ入り初登板を果たし、2014年9月24日の広島戦でプロ初勝利を挙げるなど、1年目は4試合に登板して2勝2敗という成績を残します。

 

➌クライマックス、日本シリーズと立て続けに大舞台を経験

プロ2年目(2015年)の杉浦稔大投手は、キャンプ・オープン戦で順調な仕上がりを見せ、ヤクルト投手陣の柱である小川泰弘投手や石川雅則投手らとともに開幕ローテーションの一員となります。

開幕3戦目の広島戦に先発し、6イニングを1失点に相手打線を抑え込んだのですが、ヤクルト打線が8年ぶりに日本球界に復帰した黒田博樹投手が見せるメジャーリーグ仕込みの投球の前に完全に沈黙し、黒星を喫してしまいます。

シーズンが開幕してから4試合に登板するも、勝ち星に恵まれなかった杉浦稔大投手は、2015年4月の終わりに右ヒジの違和感を訴えて1軍登録を抹消。2年連続で右ヒジのケガに泣かされることになりました。

結局、2年目のシーズンは1勝3敗という残念な成績に終わりますが、ヤクルトが14年ぶりのリーグ優勝を果たしたことで、クライマックスシリーズでの登板機会を得ることになります。

日本シリーズ進出へ王手をかけたクライマックスシリーズ第4戦(vs巨人)に先発。

常にランナーを背負う苦しい投球でしたが、5イニングを2失点にまとめる粘りを見せ、見事勝ち投手になり、チームの日本シリーズ進出に大きく貢献しました。

そして、ソフトバンクとの日本シリーズでは第3戦に先発。

4イニング1/3を4失点という投球内容で、勝ち負けはつきませんでしたが、プロ2年目で日本シリーズの大舞台を経験しています。

ヤクルトの1軍バッテリーコーチである野村克則コーチは、杉浦稔大投手のことを「岩隈2世」と称していて、チームの未来のエース候補として期待しています。

リリースが遅めで相手打者にとってはボールが見づらい、という投球フォームの特徴はメジャーリーグで活躍する岩隈久志投手と同じ。まだ岩隈久志投手ほどの実力はありませんが、岩隈久志投手と投球スタイルが似ているのは大きな武器になると思います。

杉浦稔大投手がエース投手になるためには、まずケガを減らすことが重要です。プロ野球選手にはケガはつきものですが、右ヒジのケガがクセになっている今の状況は改善しなければいけないと思っています。

ケガさえなければ、先発ローテーションに入って二ケタ勝利を挙げるのも難しくないと思いますし、ヤクルトは先発投手陣が安定していませんから、ヤクルトファンの皆さんも杉浦稔大投手がフル回転で活躍する時を待ちわびているのではないでしょうか。

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