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ポスト・ハマの番長現る!横浜 綾部翔の霞ヶ浦を甲子園初出場に導いた強運と身体能力の秘密

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横浜 綾部

茨城県取手市出身の綾部翔(あやべ かける)投手は、1997年4月25日生まれの19歳。身長187cm、体重87kgという恵まれた体格から投げ込む140キロ台で力強いストレートと多彩な変化球を武器にしている、将来性抜群な本格派右腕です。

取手市立永山小学校の1年生の頃から新取手リトルメッツという少年野球チームで本格的に野球を始めた綾部翔投手。取手市立永山中学校に進学してからは、東関東地区の強豪チーム・取手リトルシニアの一員として活躍します。

霞ヶ浦高校に進学してから素質を開花させ、チームを初めて夏の甲子園出場に導くなど、エースピッチャーとして申し分ない活躍を見せます。

霞ヶ浦高校での活躍が評価された綾部翔投手は、2015年のドラフト会議で横浜から5位指名を受け、プロ入りを果たしました。

 

➊霞ヶ浦を初の甲子園に導く

取手市立永山中学校時代までは目立つ活躍を見せていなかった綾部翔投手でしたが、霞ヶ浦高校の硬式野球部では高校1年生の秋からバッターとしてベンチ入りし、高校2年生から控えの投手としてチームを支える存在になります。

綾部翔投手が霞ヶ浦高校のエースピッチャーの座をつかみ取ったのは高校2年生の秋でした。甲子園で優勝経験がある茨城県屈指の野球強豪校・常総学院相手に8イニング1失点という素晴らしい投球を見せ、プロからの評価を上げていきます。

高校生活最後の大会となった高校3年生夏の茨城県大会では、3年連続で決勝まで勝ち進みます。霞ヶ浦高校はこれまで1度も夏の甲子園に出場したことがなかったのですが、日立第一高校との決勝戦で綾部翔投手が完璧なリリーフを見せ、チームを勝利に導きます。

初めて夏の甲子園に出場した綾部翔投手率いる霞ヶ浦高校は、初戦で広島新庄高校と対戦。綾部翔投手は先発したものの、5イニング2/3で4点を失い、チームは敗れてしまいます。

夏の甲子園で初戦敗退を喫した綾部翔投手でしたが、プロからの評価が下がることはなく、プロ志望届を提出した綾部翔投手を横浜がドラフト5位で指名。横浜の将来を担う若手投手として大きな期待が懸けられています。

 

➋強運が導いた恩師との出会いで急成長

140キロ台の力強いストレートを武器にしている綾部翔投手は、霞ヶ浦高校入学当初から速いストレートを投げていたわけではなく、硬式野球部に入部した頃は球速が125キロをマークするのがやっと、という状況でした。

霞ヶ浦高校の高橋祐二監督は、身長が180cmを超えていながら、速いストレートを投げることができず、コントロールも不安定でフォアボールやデッドボールを連発する綾部翔投手のピッチングフォームの矯正に乗り出します。

中学校時代までは無意識にボールを投げていただけの綾部翔投手でしたが、高橋祐二監督からマウンドに立つ時の姿勢や肩甲骨の使い方、投げ終わった後の姿勢などの基本を学び、しっかりとしたピッチングフォームをマスターします。

 まともなピッチングフォームを身に着けた綾部翔投手は、入部当初には125キロしか出なかった球速を高校2年生の春までに138キロまで伸ばし、最終的には145キロを記録。高校3年間で球速を20キロアップさせることに成功しました。

中学校までは恵まれた体格を活かすことができなかったのですが、霞ヶ浦高校の高橋祐二監督からピッチングフォームの指導を受けることで球速のアップに成功した綾部翔投手。プロに入ってからもどんどん球速を伸ばしていってくれることでしょう。

 

➌瀬古利彦総監督も絶賛した身体能力

霞ヶ浦高校時代に球速を20キロも上げた綾部翔投手は、ピッチングのセンスが優れているだけではなく、身体能力も抜群!新人選手が集結する合同自主トレーニングの恒例行事となっている山登りトレーニングでも身体能力の高さを発揮しています。

山登りトレーニングは、ベイスターズ球場から標高133メートルの塚山好演見晴台までの2.2キロを走り切る、という新人選手対象のメニューで、ラスト700メートルには箱根駅伝の山登り以上の坂が待ち構えていることでも知られています。

プロ野球の世界に入った選手でも息を切らせてしまうほど過酷な山登りトレーニングだったのですが、身体能力が抜群な綾部翔投手は、田村丈投手(育成ドラフト3位)に6秒差をつけ、見事1位でゴール。スタミナの豊富さを証明してみせました。

山登りトレーニングを見守ったDeNAランニングクラブの瀬古利彦総監督は「体は大きいが、走るフォームはしっかりしている。ピッチングフォームの軸がブレることも無いのでは?」とコメントしていて、綾部翔投手の身体能力の高さを絶賛しています。

霞ヶ浦高校時代に高橋祐二監督の指導の下、ピッチングフォームをしっかりと固めたことがランニングにも良い影響を与えているのでしょう。

 

➍ポスト・ハマの番長として球団の期待大

霞ヶ浦高校で素質を開花させた綾部翔投手は、横浜の吉田孝司スカウト部長などから「ポスト・ハマの番長」という評価を受けていて、長年チームを支えてきた三浦大輔投手の後釜として注目されています。

2016年シーズンの横浜は、ドラフト1位ルーキーの今永昇太投手が先発ローテーションの一角を担ったり、プロ2年目の石田健大投手が5月の月間MVPに輝くなど、若手投手の活躍が他球団以上に目立っていますよね。

綾部翔投手も年齢が近い今永昇太投手や石田健大投手の活躍は大きな刺激になっているはずですし、1日も早く1軍に上がって、チームの躍進に貢献したい!という思いを強く持っているのではないでしょうか。

高卒1年目のルーキーは、2軍でプロ野球の世界で戦い抜くために必要な体力を作るのが仕事ではありますが、身体能力が抜群な綾部翔投手ならば、早期の1軍デビューも夢ではないと思います。

「ポスト・ハマの番長」になるため奮闘している綾部翔投手の今後の活躍に期待しましょう。

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