阪神ドラフト4位 守屋功輝 阪神投手陣のニュータイプになれるか?【背番号43】

阪神タイガース、ドラフト四位ルーキーの守屋功輝投手を紹介します。
経歴は、倉敷工業高校(岡山県)に入学し1年秋から控え投手としてベンチ入り。高校時の最高成績は県大会四強と甲子園には手が届かなかったものの、140キロを超える直球がプロからも注目されていました。
卒業後はHonda鈴鹿に入社し、1年目から公式戦出場。その後登板機会には恵まれないものの、3年目からは先発、リリーフとして主力投手の一角を掴みます。その年にはチームの都市対抗野球大会出場にも大きく貢献し、再びプロから注目され、2014年ドラフト四位で阪神タイガースに指名されました。
まずは二軍からのスタートになりそうですが、ルーキーイヤーから活躍しそうな臭いがする選手です。
1.スリークォーターの本格派
セールスポイントはスリークォーター気味のフォームから投げる最速148キロの直球です。その他に球種としてはスライダー、チェンジアップ、カーブとあるようです。同じようなタイプの投手が少ないという評価もあるようですので、打者は惑わされやすいと思います。本人が参考にしているのは中日の又吉投手だそうで、こちらも昨年大活躍した投手ですし、タイプが似ていることから、本当に面白い存在になるような気がします。
2.図太い心臓の強さ
守屋投手、何と言ってもマウンド度胸が非常に良いとの評価が聞かれます。すでに練習試合等でも登板しているようですが、コーチからもう少し緊張したほうがいいと言われるくらいの逸材だそうです。プロに入って実力はありながらメンタル面の弱さから活躍できない選手は無数にいます。
守屋投手は少なくともそういった点では心配ないのではないでしょうか。
この特長を活かせる起用は?
阪神投手陣は絶対的な3人の先発投手とクローザーはいるのですが、中継ぎ陣はベテランの安藤、福原両投手に頼っている状態です。活きが良い松田投手、新人の石崎投手も確実に出てきそうですが、そこに割って入るのが守屋投手ではないでしょうか?
ただ報道によると定まらない先発5、6番手としても考えているとのことですので、これまた新人の横山投手との競争になります。タイプは全く違う投手なので両投手とも食い込んでくる可能性もありそうです。
~開幕1軍の可能性は十分ある!~
特にベテラン勢の活躍が目立って昨年の好成績があった阪神ですが、今年は若手の競争も激しくなってきそうです。
ドラフトで1位、2位、4位と社会人出身の投手を獲得したのは即戦力として、また若い血を入れて活性化させたいという球団の姿勢の表れだと思います。
その中で守屋投手も競争していかなければいけませんが、必ず出てくる選手だと思います。今のキャンプから要注目です!