広島カープ 久本大好き菊池涼介はメジャーから絶賛されても『初心忘れず』

東京都生まれながら、野球留学で長野・武蔵工大第二高校(現・東京都市大塩尻高校)に進学、主に三塁手として活躍しましたが、甲子園出場はなりませんでした。
中京学院大学に進学後は、1年時から出場機会を得て、7季で5度のベストナインに輝き、さらに2年春には三冠王を獲得するなどリーグ屈指の遊撃手として守備だけでなく打撃でも活躍し、日米大学野球代表候補にも2度選出されました。
カープ入団後、1年目後半から二塁手の定位置を奪い、2013年・2014年と2年連続ゴールデングラブ賞を受賞、打撃でも2014年はリーグ2位の打率と安打数を記録しました。
1.MLB公式サイトで絶賛
大学時にはプロのスカウトから「守備だけで飯が食える」と評され、さらにプロ入り後には仁志敏久氏(元横浜)・宮本慎也氏(元ヤクルト)の名だたる名手達からその守備範囲の広さを賞賛されています。
2014年11月の日米野球に侍ジャパンの一員として出場し、打撃では4割近い打率を残し、守備でも好守を連発しました。
MLB公式サイトがトップページで菊池選手の守備を紹介し「すばらしい」と大絶賛、さらに来日した現役メジャーリーガーも「今すぐにでもメジャーで通用する」と語るなど菊池選手の実力をメジャーに見せつけました。
2.久本祐一選手が「大好き」?
大好きと言っても菊池選手にヘンな趣味があるわけではなく、10歳以上年の差がありながら二人はとても仲が良いのです。
自主トレを一緒に行うのはもちろんのこと、久本選手が左肘の手術後に付けていたギプスにハートマーク付きのメッセージを書いたり、自主トレでの写真撮影では久本選手にキスしようとしていたり、さらにはローカル番組の正月特番の企画で二人一緒にグアムへ行くなどオフにはいつも一緒に居るのではないかと思うぐらいです。
2015年は久本選手が手術明けで当面リハビリに専念し、一緒にプレーする機会が少なくなることで菊池選手の成績に影響が出なければ良いのですが・・・。
3.初心=固形石鹸?
菊池選手は平成生まれであり、入浴時には固形石鹸で身体を洗うことに元々馴染みはありませんでしたが、2015年は固形石鹸を使うことにこだわっています。
香りや泡立ちなどの問題ではなく、固形石鹸を使うことで「自分自身に初心に帰るという意識付けをさせている」のだそうです。
ユニフォームではストッキングを見せ、平成生まれでありながら昭和歌謡も聞いている菊池選手が、入浴にも古風なスタイルを取り入れ、汗だけでなく甘えや慢心も洗い流しているというところでしょうか。
~2015年、さらなる高みへ~
2014年にリーグ2位の打率・安打数を記録し、守備だけでなくその打撃にも注目が集まりました。
レギュラーに定着した2013年がホップ、打率・安打数リーグ2位の2014年がステップ、そして2015年はいよいよジャンプの年です。
キャンプ終盤に腰を痛めたことは心配ですが、2015年も我々の想像を遥かに超えるプレーを見せてくれることを期待しています。