巨人ドラフト3位 高木勇人 苦労人のルーキーが優勝への鍵になる【背番号54】

読売ジャイアンツ、ドラフト三位ルーキーの高木勇人投手を紹介です。
まずは経歴ですが、海星高校(三重県)二年秋にエースとなり、そのまま秋の県大会を制しますが東海大会で敗れてしまい、甲子園出場は果たせませんでした。
その後も、甲子園には縁がありませんでしたが、卒業後、三菱重工名古屋に入社し1年目から活躍します。その後何年もドラフト候補に名前が挙がるも指名はなく、「永遠のドラフト候補」と呼ばれながらようやくプロ入りできた苦労人ですが、層の厚いジャイアンツ投手陣の中でも活躍が期待できる理由をお伝えします。
1.多彩な変化球で投球に幅がある
持ち球は縦横のスライダー、フォークチェンジアップとカーブです。直はMAX153キロでカーブは110キロ前後ということで緩急で勝負ができる投手です。また横スラダーがカットボール気味に真横に滑る球で他の投手が投げられないような軌道とのことです。
最初はおそらく中継ぎで起用されると思いますが、これまでのジャイアンツにはいないタイプというのも強みとなるでしょう。
2.社会人歴が長く、豊富な経験も売り
高木投手は高校卒業後から社会人野球で揉まれています。多くの社会人出身選手が即戦力として期待されるのは社会人野球のレベルの高さゆえです。
その社会人野球の世界を7年間経験しているというのは、言わずもがな高いレベルで勝負し続けてきたということです。
「強心臓」「強気の投球」という言葉が付いてくることも多いことから、性格もプロ向きのようです。
3.苦労人でハングリー精神がある
前述しましたが、社会人野球を7年間経験したということは逆に言えば、ずっとプロ入り一歩手前で足踏みしていたということです。これは本人にとってとても苦い経験であり、モチベーションを保つことにも苦労したと思います。
「もうプロには行けないんじゃないか…」と思いながら、指名を待っていた経験は苦しいことですがそれ以上に本人を成長させたのは間違いないでしょう。
その気持ちがしびれる場面での投球にも活きてくると思います。
~豪華リリーフ陣に割って入れ!~
ジャイアンツ投手陣はどの球団よりも厳しい競争になることは間違いありません。
特に高木投手の役割になるであろう、リリーフ陣はかつてのセーブ王や先発で活躍していた投手も今季から加わってきす。
しかし、これまでのジャイアンツにないタイプであることなど、実力を出しきることが出来れば巨人優勝への貢献、また個人タイトルも手中に収めることが出来るくらいの投手であることは間違いありません、今季の活躍が楽しみです。