千葉ロッテマリーンズ 田村龍弘です。ポスト里崎さん、そして正捕手は任せてください!【背番号45】

1994年5月13日生
174㎝ 80㎏ 右投げ 右打ち
大阪府狭山市出身
青森県の光星学院高校から2012年ドラフト3位で千葉ロッテマリーンズに入団しました。
強肩・強打・俊足の新たなスタイルのキャッチャーとして、虎視眈々と正捕手の座を狙うロッテ期待のポスト里崎候補の選手です。
1.捕手向きのコミュニケーション能力
「小さいころから兄ちゃんやその友達とよく一緒にいて年上は慣れている。甘えはしないけどすぐに自分を出して素直になれる。」と話した田村選手。光星学院時代からチームメイトに「静かなのは寝ている時くらい」と言われるほど口数が多かったそうです。
その性格と丸顔から、先輩には「たこ焼き」と呼ばれていじられキャラとして定着していました。プロ入り後も、その人懐っこいキャラクターで年上の投手陣ともコミュニケーションが上手く取れているのでしょうか。
まさに捕手向きの性格と言えるかもしれませんね。
2.憧れの里崎捕手に志願の弟子入り
プロ2年目の自主トレは尊敬する大先輩、里崎捕手に弟子入りを直訴しました。
里崎捕手は8時30分、QVCマリンフィールドのグラウンドに集合という条件で了承してくれました。浦和の寮に住む田村選手には厳しい時間設定でしたが、「すごい人が目の前にいるのにもったいない」と威勢のいい声で「ありがとうございます」と弟子入りに成功。
キャッチボール、打撃練習も一緒に行い、同じテーブルでの昼食時には田村選手から里崎捕手への質問責めで多くのものを吸収しました。田村選手の話好きで目立ちたがり屋の性格も師匠である里崎捕手に似ているような気がします。
3.並外れた野球センス の塊
光星学院高校に入学した1年生の時にそれまで守ったことのない「レフトできるか?」と問われ、レギュラーを取るため「出来ます。」と即答した田村選手。秋季大会で見事レギュラーに定着しました。
2年生では三塁手として4番を務め夏の甲子園にも出場しています。新チーム移行の秋から捕手へコンバートされ、3年生では主将として3期連続の甲子園出場に貢献しました。
プロ2年目の7月15日の福岡ソフトバンクホークス戦では、内野手が足りなくなったため延長10回から捕手ではなく二塁手として出場。12回表、先頭松中信彦選手の一二塁間の当たりをファインプレーでアウトにしました。「自然に体が動きました」と本人は涼しい顔でしたが、外野手から内野手、そして捕手として各年代でチームに貢献できたのは田村選手に優れた野球センスが備わっている証といえるでしょう。
~ポスト里崎は譲れない~
2014年限りで、尊敬する師匠・里崎捕手が引退しました。田村選手を含めて、ポスト里崎の座をかけた千葉ロッテマリーンズの正捕手争いはまだまだ混沌としています。チームで捕手としては最年少の田村選手ですが、持前の明るいキャラクターと抜群の野球センスでレギュラー争いを勝ち抜いていけることと思います。新時代のロッテの正捕手が楽しみです。