オリックスバファローズ ドラフト6位JR東日本から来た坂寄晴一はメガネっ子サウスポー

茨城・鉾田第一高校時代は、県大会ベスト8が最高で甲子園出場はなりませんでした。
国士舘大学進学後は1年時から登板機会を得たものの、2年時以外はチームが二部リーグに所属しており特筆すべき成績を残せませんでした。
JR東日本入社後も、1年目から公式戦に出場、都市対抗や日本選手権では目立った活躍はないものの、2014年5月に行われたプロ二軍との交流戦でジャイアンツ二軍相手に5回をパーフェクトの快投を演じて大きな注目を集め、同年のドラフトでバファローズより6位指名を受け入団します。
プロ御用達?
坂寄選手は社会人 JR東日本出身ですが、JR東日本と言えばレッドスター・赤星憲広氏(元・阪神)を筆頭に、最近では吉田一将選手(オリックス)や田中広輔選手(広島)など数多くのプロ野球選手を輩出してきました。
2014年も坂寄選手の他に飯田哲矢選手(広島)、西野真弘選手(オリックス)と3人も指名されています。
特にバファローズには坂寄選手、西野選手を含め6人ものJR東日本出身者がおり、プロ御用達どころかバファローズ御用達と言っても過言ではないかもしれません。
ゴーグル着用選手は大成する?
坂寄選手は普段メガネは掛けていないので視力が悪いのかどうかは定かではありませんが、グラウンドではゴーグルを着用しています。
ゴーグル着用の投手と言えば、小宮山悟氏(元ロッテほか)や山井大介選手(中日)などの名前が浮かぶと思います。
いずれの選手もそれぞれのチームで一時代を築いているので、坂寄選手にも続いてもらい、ゆくゆくは「ゴーグルと言えば坂寄」となり、さらにはゴーグル着用の選手は活躍するというジンクスを打ち立ててもらいたいと思います。
貴重なサウスポーになれる?
現在バファローズ投手陣には左投手が先発・リリーフともに不足しています。
社会人時代に先発・リリーフ両方の経験がある坂寄選手にとっては大いにチャンスがあるということになります。
ジャイアンツの二軍をパーフェクトに抑えたことからも分かるように右打者であっても苦にすることはなく、ワンポイントだけでなく1イニング任せられる投手として期待が持てます。
またタイプ的に岩崎優選手(阪神)と似ていることからキャンプ、オープン戦の結果次第では先発に抜擢なんてこともあるかもしれません。
B組スタートも勝負はこれから
大卒の社会人出身ということながら、事前の評判では即戦力という感じには思われてなかったようです。
事実キャンプではB組スタートとなり、同じルーキーでサウスポーの山崎福也選手らに遅れを取ることとなりましたが、1軍に合流するなり実戦で結果を残し、森脇浩司監督に大きくアピールしました。
サウスポーは使い勝手が良くさらにバファローズの台所事情もあって、ひょっとすると夏頃には新人王候補の中に坂寄選手の名前があるかもしれません。