半身浴が日課の「タンメン」こと楽天 西宮悠介は漫画がバイブル?

茨城・佐野日本大学高校時代は1年秋からベンチ入りし2年秋からはエースを務めましたが、最高成績は茨城県大会ベスト4、関東大会1回戦であり甲子園出場の経験はありません。
横浜商科大学進学後は1年春から主にリリーフとしてリーグ戦に登板し、新人賞を受賞します。
2年以降は主に先発として起用されて通算20勝を挙げ、世界選手権や3年生以下の大学日本代表候補にも名を連ねました。
2013年ドラフト5位でゴールデンイーグルスに入団、1年目はチームの新人としては唯一開幕1軍入りを果たし、中継ぎとして46試合に登板しプロ入り初勝利も記録しました。
あだ名の由来は「おめぇに食わせるタンメンはねぇ」
顔がお笑い芸人・次長課長の河本準一さんに似ており、チームメイトからは河本さんの持ちネタ「おめぇに食わせるタンメンはねぇ」から「タンメン」の愛称で呼ばれているそうです。
2014年8月に行われたイベントで河本さんと共演して2人でタンメンの決めポーズも披露、本家から「タンメンやる時の顔が似ている」と太鼓判を押されました。
オフに出演したTV番組などでも決めポーズを披露したり、ゆくゆくは球場のメニューとして「タンメンを出したい」と語ったりしていますが、本人は生まれてから一度もタンメンを食べたことが無いそうです。
疲労回復に半身浴♪
1年目に開幕1軍入りを果たしてリリーフでの起用が決まった時に、先輩・小山伸一郎選手から「1ヶ月もたないぞ」と言われ、リリーフがいかにタフな役割を要求されるかを教えられたそうです。
そこで疲労を少しでも和らげるために朝晩30分の半身浴とストレッチを続け、シーズン後半に少し調子を落したものの1年間故障することなく乗り切りました。
シーズン終了後も半身浴とストレッチを続けているようで、2015年も中継ぎとしてフル回転が期待出来そうです。
漫画で変化球習得?
西宮選手の武器と言えばスライダーとスプリットですが、このスプリットは大学の時に習得しました。
大学2年時にスライダーを狙い打たれるようになり、新しい変化球ということでスプリットをコーチやチームメイトに教えてもらったのではなく、なんと大人気高校野球漫画「ダイヤのA」を読み込んで、握りや投げ方を参考にして自分のものにしたそうです。
当然、その後試行錯誤することになりますが、変化球の教科書が漫画というのは、まさに「漫画の世界の話」のようで驚きました。
2015年『新中継ぎエースへ』
2014年のシーズン後半に調子を落とし、秋季練習でも蓄積疲労からノースロー調整となり心配されましたが、2015年に入りキャンプ・オープン戦と順調に過ごし無事開幕1軍入りを果たしました。
2014年は登板数こそ多かったものの比較的楽な場面での登板が多く、2015年は勝ちパターンや接戦での起用も増えると思われます。
勝利の方程式の一角となり、西宮→松井裕という左腕リレーが多く見られることを期待したいと思います。