楽天イーグルス 則本昂大 楽天のエースから侍ジャパンのエースへの挑戦が始まる

楽天のエースといえば田中将大投手移籍後は、やはり則本昂大投手です。
則本投手は八幡商業(滋賀)から三重中京大学に進み、2012年のドラフトで楽天から2位指名を受け入団。
1年目から田中投手と二本柱として優勝に導く活躍を見せました。そして今や所属チームのみならず侍ジャパンでもエース級の活躍を見せており、実際に先日行われた日米野球ではノーヒットノーランリレーの先発として5回を6奪三振、しかも一人のランナーも許さないパーフェクトピッチングを見せてくれました。
小久保監督は前田健太投手をエースとして指名していますが、来年にもメジャー挑戦が噂されていることもあり、今後のWBCなど侍ジャパンに招集される可能性が高くなってきました。
1.開幕投手は確定、どんなピッチングを見せてくれるのか
昨季、田中将大投手が抜けた楽天の中で、エースとして期待された則本投手は当然のように開幕投手を努め、シーズンを通して活躍。
2年目のジンクスなど全く感じさせませんでした。最終的に14勝(10敗)と二年連続の二桁勝利、投球回数は200イニング超え、防御率も一昨年よりも改善し3,02と素晴らしくい成績を残しました。
特筆すべきはシーズン7完封で、完投も9と共にリーグ最多、チームへの貢献度は計り知れません。そんな中、今季も順調に調整が進んでいるようで既に開幕投手は確定しています。
新球のシンカーも試しているようで、新たな武器が加わることによってさらなる進化を遂げ、飛躍が期待されます。
2.ジャパンのエースになる日も近い
侍ジャパンのエースは現在前田健太投手です。これは小久保監督も明言していることなので動かしようのない事実なのですが、2年後に開催されるWBCでも今と同じ状況とは限りません。
むしろ新旧交代も進んでいるのではないかと思います。若手で次期エースと言われている大谷投手や藤浪投手などいますが、2年後ではまだ少し若い気もします。則本投手は大卒なので26歳と最も脂が乗っている次期です。
現在でも風格はたっぷりですが、今季と来季の活躍によってはジャパンのエースになっているでしょう。
3.真のエース、田中将大を目指して
楽天が優勝した一昨年、田中将大投手と則本昂大投手の二本柱がチームを支えました。
しかし、田中将大投手がいなくなった昨年、楽天は一気に最下位に沈んでしまいました。則本投手個人としては良い成績を残したものの、非常に悔しい思いをしたのではないでしょうか。
ただ、真のエースの役割とは個人の成績だけではなくチームを勝利そして優勝へ導くことです。1年目の田中投手はまさに真のエースとして、獅子奮迅の活躍をしてチームを優勝に導きました。その姿を間近で見てきた則本投手だからこそ、何が必要かがわかることが多くあるはずです。
多くのファンが期待しています、則本投手が再び2013年の奇跡を再現することを。