打者としては◎の西武ライオンズ 森友哉は運転免許試験3連敗で捕手失格?

小学6年時に12球団ジュニアトーナメントで優勝、中学3年時にはボーイズの全国大会に春夏連続出場(春は準優勝)し、
ジュニアオールジャパンとしてアメリカ遠征にも参加しました。
大阪桐蔭高校進学後は1年秋から正捕手となり、2年時には史上7校目の甲子園春夏連覇、秋の国体でも優勝して史上3校目の
「三冠」を達成します。
更には、AAA世界野球選手権に2年連続で出場、打点王と2年連続ベストナインを獲得して準優勝にも貢献しました。
甲子園で史上4位タイとなる5本塁打と盗塁阻止率5割を記録し、2013年ドラフト1位でライオンズに入団、1年目から1軍で41試合に出場して6本塁打を記録し、華々しいプロデビューを果たしました。
打率10割を求められる?
大阪桐蔭高校の西谷浩一監督は「ボールを捉える能力は幾多の卒業生の中でも1番」と森選手を評しています。
さらに「バッティングが崩されて抑えられたところを見たことが無い」とも語っており、森選手に対して10割打つことを
求めていました。
実際に練習試合において5打数4安打を記録しても、あと1本打てなかったことを話し合っていたそうです。
2014年夏に1軍デビューして早々、3試合連続本塁打を記録して世間の度肝を抜きましたが、森選手を知る人にとっては
「当たり前」のことだったのかもしれません。
ただ捕手としての評価は?
打者としては、実際に結果が出ていることもあり、評論家諸氏も大絶賛の嵐ですが、捕手として評価は一転して
厳しいものになってしまいます。
比較対象となるのが守備面では球界トップクラスの炭谷銀仁朗選手ということを差し引いても、キャッチング・リードともに
正捕手を任せるには不安だらけと言わざるを得ないようです。
1年目のキャンプ・オープン戦は1軍に帯同しておらず投手陣の特徴を把握しきれていないこともありますが、球界待望の
「打てる捕手」だけに打力を生かしてコンバートなんて残念なことにならないことを祈っています。
まさかの『3連敗』⁉
キャンプまで1週間を切った2015年1月下旬、所沢の若獅子寮にショックを受けて肩を落とす森選手の姿がありました。
怪我をしたわけでも急遽キャンプが2軍スタートになったわけでもなく、運転免許取得のための学科試験3度目の
チャレンジも失敗に終わったからでした。
確かにあの学科試験は2択問題とはいえ引っかけが多く、問題文を読めば読むほど頭が混乱することがよくありますが
3度も落ちるのは珍しいと思われ、ひょっとすると森選手は頭が・・・これ以上はやめておきましょう。
ちなみにキャンプイン直前に4度目のチャレンジで見事に合格したそうです。
伝説の幕開けとなる2年目
2014年の本塁打王E・メヒア選手がキャンプで出遅れたこともあって、2015年は開幕からDHでの出場が増えそうです。
高卒ルーキーながら衝撃的なデビューを果たし、2015年は前年の結果が偶然でなかったことを証明する1年となりますが、
あくまで2014年は序章であり、2015年から「森友哉伝説」の第1章が始まるに違いありません。