西武ライオンズ 日本人最高のホームランアーティスト 中村剛也が挑む今季二つの記録とは?

現在日本人で最高の長距離砲といえば誰が思い浮かぶでしょう。
日本ハムの中田選手は侍ジャパンの4番として君臨していますが、長打力という点だけで言えば間違いなくこの選手でしょう。
西武ライオンズの中村剛也選手は今年歴代単独3位、6度目の本塁打王をかけてシーズンインします。
中村選手の経歴ですが、大阪桐蔭高校から2001年にドラフト2位で西武ライオンズに入団します。
長距離砲として期待され2008年に花開き、本塁打王を獲得。その後も着実に実績を重ねますが、圧巻だったのは2011年。統一球に苦しむ打者が多い中、2位に23本の差をつけて本塁打王を獲得します。
その時の48本塁打はロッテがチームとして放った46本よりも多く、いかにすごい記録だったのかがわかると思います。
1.中村選手の凄さ〔規定打席=本塁打王〕
まずは本塁打王ですが、過去に5度獲得しています。
現在31歳の中村選手ですが既に5度はすごい記録ですよね。しかしもっとすごいのは規定打席に達しているのも過去5度なんです。
つまり、規定打席に達することが出来れば本塁打王ということです。規定打席に達することができていない理由は怪我です。ここをしっかりケアしていくことが重要になってきます。
2.中村選手の凄さ〔本塁打率〕
そしてもう一つ達成するであろう記録、300本塁打です。
こちらもあと28本となっていて、怪我さえなければほぼ間違いなくクリアできるでしょう。
300本塁打自体は達成すれば歴代41人目(広島の新井選手より先に達成すれば)になり、これだけでもすごいことなんですが中村選手はまだ1000本安打を達成していないんです。
現在通算安打数は902本、もしかすると1000本安打よりも先に300本塁打を達成するかもしれません。
これは、歴代でも田淵幸一さんしか成し得ていない記録です。いかに本塁打を打つ技術に長けているかがわかる記録ですね。
3.平成のホームランアーティストとして
怪我さえなければ間違いなくホームラン王の大本命です。
しかも、争うのは昨年もホームラン王を分けあったチームメイトのメヒア選手になる可能性が高いです。
その他にも浅村選手や栗山選手、秋山選手など素晴らしい打者が続く打線はパ・リーグの中でも、とても破壊力がある強力な打線です。
このような強力な打線ではマークする打者が多くなり、相手の警戒心も散るので中村選手の本塁打が生まれるチャンスは多くなることが予想できます。
今年のパ・リーグを面白くしてくれそうな西武ライオンズですが、上位浮上そして優勝するには、中村選手がシーズン通じて活躍できるかにかかっています。
ライオンズファンいや、プロ野球ファンに平成のホームランアーティストが更なる高み、プロ野球の醍醐味である美しいホームランを数多く見せてくれるシーズンに期待しましょう。