ソフトバンクホークス 牧原大成 目指せ鷹の『新』安打製造機【背番号69】画像あり

1992年10月15日生
172㎝ 68㎏ 右投げ 左打ち
福岡県出身
城北高校から2010年育成ドラフト5巡目で福岡ソフトバンクホークスに入団しました。
2012年6月11日に支配下選手登録、6月13日に1軍初昇格1軍定着を期待される好打の内野手です。
1.着実なステップアップ
牧原選手は育成ドラフトでのプロ入りながら、1年目のオフにはオーストラリアン・ベースボールリーグに派遣されました。
これは球団の大きな期待の表れで、2年目の2012年6月13日に念願の支配下選手登録を勝ち取りました。7月にはHARD OFF ECOスタジアム新潟で開催されたフレッシュオールスターゲームにも出場しています。
2013年には2軍ウェスタン・リーグでリーグトップの19盗塁で最多盗塁として表彰され、チームのウェスタン・リーグの優勝に貢献し、ファーム日本選手権にも7番遊撃手として出場しました。
2軍で着実に経験を積んで毎年、翌年の更なる成長につなげていっています。
2.近未来の安打製造機
2014年は2軍で91試合に出場し、首位打者(打率.374)を獲得。この年もチームのウェスタン・リーグ優勝に貢献して優秀選手賞にも選ばれました。
2軍で放った安打数は120を数え、ウェスタン・リーグ単独シーズン通算安打新記録を樹立しました。
1軍では、7月22日北九州市民球場での千葉ロッテマリーンズ戦で、1打席目に古谷拓哉投手からセカンドへの内野安打で念願のプロ初安打を記録しました。1軍でのヒットはまだこの時の1本のみですが、1軍での経験をもっと積めば俊足を生かした内野安打を含め安打を量産できるのは間違いありません。
2014年オフには、第1回U21野球ワールドカップに日本代表の主将として.455の打率を残しチームを準優勝に導きました。遊撃手として大会ベストナインにも選ばれています。確実に安打製造機の芽が育っています。
3.父親の愛、そして川崎宗則2世へ
牧原選手の実家には父・昭彦さんが用意してくれた体感速度170km/hの剛速球マシンがあるそうです。昭彦さんは野球の経験が豊富なわけではないそうですが、牧原選手の野球が上達するためなら協力を惜しまずに用意してくれるとか。
昭彦さんのアドバイスが牧原選手のバッティングのきっかけになることもあるそうですから侮れませんね。牧原選手のヒットの1本1本には、父・昭彦さんへの感謝の気持ちがこもっています。まずは、1軍に定着することが1番の恩返しになるのではないでしょうか。
左打ちで俊足、好守の遊撃手の牧原選手はホークスの大先輩・川崎宗則選手(トロント・ブルージェイズ)と同じです。
ステージこそ違えど、マイナー契約から毎年メジャーに昇格する川崎選手と育成ドラフトから支配下選手に昇った牧原選手は置かれている境遇もどこか重なります。
牧原選手もかつて福岡の地で輝いた川崎選手のようにファンに愛される選手に育ってほしいと思います。